本の世界が好きな人、
ファッションの世界が好きな人、
ネットの世界が好きな人、ゲームの世界が好きな人、
文句いいつつ現実世界の日々のいざこざが好きな人、
冒険しながら見る世界が好きな人etc、、
人間ていろんなものを軸にして生きていると思うのですが
私の頭の中は6割がた映画の世界に影響をうけている。
クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ
第三作目
「ダークナイト・ライジング」もそのひとつ。
一見インドと接点なさそうなこちらの映画なのですが
実は今回私がインドのラジャスタン州をなんとしても
訪れたいという強い願望を抱いた動機の一部がこの作品。
内容はあえて申しませんがバットマンの宿敵
ラーズ・アル・グールが(左/リーアム・ニーソン)
若き日にやってきた架空っぽいエキゾチック都市と
ブルース・ウェイン(バットマン本名)が閉じ込められていた穴蔵の牢獄から
這い上がる(それだけにラインジングよ!!)時に見える景色がまんまとここインド。
ちなみに穴蔵の中も→☆彡
よほど自分のアンテナにひっかかったのでしょう、
鑑賞後いつまでもその情景が頭から離れず数日後
ネット調査したところ撮影場所がラジャスタン州であったことが発覚。
(都市はジョードプル)
主演のクリスチャン・ベールは涙がでるほど清々しいし
作品自体も大変よくできているしロケ地の選択も粋で素晴らしい☆
というわけでダークナイトライジングのあの砂土っぽい雰囲気を味わいたくて
ラジャスタン州までやってきたというわけでした。
実際に来てみるとあの映画の中のカラカラした土っぽい空気感がよくわかります。
インドの自然の空気はとても独特で今までどこでも吸ったことのない感じ。
在りし日にマハラジャたちが支配していた城や離宮、城壁の廃墟。
永遠に失われた文明と時空の抜け殻、
インドの廃墟にはロマンがつまっている。。
すべての風景はたまらなく貴重で美しく、
目に飛び込んでくるものすべてが私にとっては宝物
ずっと心に思い描いていた夢が実現するような不思議な感覚を味わいつくした。
ついでにいえばラジャスタンの廃墟イメージは映画から、野性の虎は
幼少の頃よく読んでもらって夢中だった「ちびくろ・さんぼ」の
イメージからきてるものでもあったわ 😉
虎が回りすぎてバターになるとかホットケーキになる?とか、、
そんなナイスなオチだったような。。このころからずっとこの世のシュールな物事に
とても魅かれているので子供の時の読み聞かせって一生引きずるのね、、 😎
そしてこの旅は数々の夢のイメージ実現と同時に
実際かなりの労力がかかったのも事実。
まずパリからここまで行って帰るのも相当なる骨折りだし、
帰ってから体調崩すし、
連日ジープにのってサファリするのも肉体的に結構疲労するし、
ひとたびトラが発見されれば周りはこんな大騒ぎ、
静かに感動に浸れるわけでもなくなにかといろいろ騒々しい。
参考までにジープは集団用と6人乗りがあるのでできるだけ少人数制がおすすめ。
それからその日行くゾーンによっては激つまらないエリアもあり、
さんざん張り込んだあげく虎に会えず、はい終了、なんていう日もある。
ゾーン入口は物売りがしつこかったりしつこくなかったり、ジープに乗ってる
レンジャーが大して感じよくない、虎探しに意識いきすぎで
他の動物や景色をゆっくり見させてくれない、チップ目当て丸見え、
などなどまあいろんなことがあるんだけど
それでも気になることはなんでも経験してみないと
いまいち気がすまないほうなだけに一生に一回行っといて
損はなかったことだけ断言はできる。
これらの記事が今後ランタンボールに虎を見に行く方の参考になることを祈りつつ
これにてランタンボール特集終了させていただきます☆
