私がティーンエイジャーのころ、
洋服というのはひとつひとつ
そこそこ高いものでそんなに
しょっちゅう簡単にポンポン
買えるものではなかった。
けれどもいまではどこにでもユニクロが
あるし、ここ数年欧米を皮切りに日本にも
ファストファッション(低価格大量生産)
の波が猛烈な勢いで押し寄せ
ZARA、H&M、Forever21あたりで
ファッションに興味あろうとたいして
なかろうとみんながみんなかなり安易に
手頃に流行のものが買えるようになった。
PrimarkとかOld Navyにいたってはその
激安っぷりはもはや違法に近くこれは
もう一種の革命みたいなもんだなって
おもうけど、その反面こんな状況が
このまま続いたらちょっとまずくない、、、??
と危機感を募らせ始めているのも事実。なぜなら
アパレルのこのノリが今のまま続くと人類は収納しきれない
量の洋服をどんどん持ち、収納しきれなくなれば捨てるから
地球上に使い捨ての洋服のゴミの山がどんどん増えるだけで
どっからどうかんがえてもこれが環境にいいわけがないし、
こんな風にして雑に作って安く売るという流れが主流になると
業界みんながいわゆる質よりも儲け主義一辺倒になって
古来からある専門的だったり丁寧でアルティザナルな
「本当にイイモノ」を作る文化が廃れて近い未来に
終焉を迎えてしまう。そんな世界は実につまらないし
率直にいやだ。
そんなことを考え始めたときちょうど読んだ本
「ファストファッション: クローゼットの中の憂鬱」
ファストファッションなるものがまだ
世の中にあまり浸透してなかったころ、そう、たしか20歳くらい
だったか初めてスウェーデンに行って本場のH&Mを訪れた時は
本気で心から感激して舞い上がってそれこそ洋服を何枚も
買ってそれ以来ヨーロッパ行くたびH&MやZARAでたくさん
ショッピングしたんだけどいいかげん年も年だしそろそろ
ファストファッションが人生になくてもいい頃合いかもしれない。
だからこの本はファストファッションを嫌いになるというか、
遠ざけるというか卒業するための第一歩的キッカケになると思った。
もう一冊、老後のことは普段からよく
考えています。とりわけ
外山 滋比古氏の記述に同感。
我が家はダンナがとびきり「いまを生きる」型、
私はじみーーーーにコツコツ老後計画を練る型。
ものすごくよく似てるけどある部分では真反対ね 😎
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