こないだマヨルカからパリに帰るときに
乗った飛行機、エア・ヨーロッパは、
機内食やドリンクなどが特に出ない、
というか有料システム。そういうところで
お金落とすの悔しがりな私は「機内弁当」と称し
自前でポテトチップスなどを持ち込みます。
意気揚々と飛行機に乗り込み、
早速ポテチをバッグから取り出して
「ちょっとぉ!
このちょいオサレなボーダーポテチの
パッケージ、今日のあたしのボーダーワンピに
マッチしてて最高じゃない??
きゃははは!!」
なんてダンナとピースフル&
ほがらかにおしゃべりしながら、
ふと次から次へと乗り込んでくる
乗客たちの姿に目をやると、
一般人に紛れながらも、なんだかものすごく
ハードにゴッツイ、奇抜で素人離れした
アクセサリーじゃらじゃら使いの
マダムがいるのに気づく。
あら素敵、
一体どんな方が身に着けているのかしら?
と、お顔をじっと拝見したら、、、
まー
さー
かー
のーーー
往年のイタリア人大女優
クラウディア・カルディナーレ!!!
だったのだよこれが!
クラウディア・カルディナーレ Claudia Cardinale
こと愛称CC、
といえばイニシャルがダブる
歴史的世界三大セクシーボンバー女優といわれる
インターナショナル級の伝説大スターである。
他二名はこちら
アメリカのMMこと
マリリン・モンロー
フランスのBB(ベベと読む)
ブリジット・バルドー
とはいえ、
昔ピチピチプリプリの大美人女優
クラウディアも1938年生まれの今年79歳
であられるからして昔の面影はほぼないのである、
しかしながら私は10代の頃からヨーロピアンエッセンス
吸収学習のためにハイパーヨーロッパ古典映画オタクで
あったゆえ若いころから年老いてからに至るまで
クラウディアをコンスタントにチェキっており、
そのため直観的に1秒で気づけるという。。特技的な。。
しかし周りの人々は果たして気づいているのかどうか、、、??
なんなら真正ヨーロッパ人のダンナにいたっても
「え?ダレソレ?」レベルである
(ダンナは今昔関わらず芸能情報に相当うといのだが)
でもそれも仕方のない事、
なぜなら現在のクラウディアはこちら
若かりし頃のクラウディアこちら
興奮隠し切れずダンナに、しかし小声で
(日本語だのになんか小声になっちゃう)
「ともかくすごい女優さんなんだよううっ!」
と言っても
「でもそれって若いころでしょう?
今あんなにおばあさんなのによく判別できるね」
くらいのことを言われながらもう、もう、とにかく、
撮っとこう、とひそかにカメラ?
飛行機降りる時も必死でクラウディアを
目で追う、、、
ちなみにこの日クラウディアがお召しになっていた
コート、お気に入りなのかグーグルで検索した写真でも
同じものを着ておられた。しかも私もこういう
コート好きで何着かあるのだがこの手の着るたびに
ダンナから「ONE PIECE(というマンガ)のドフラミンゴみたい」
と言われているのだがここでもやはりダンナは言った
「クラウディアもドフラミンゴコート着てるね、かぶってんじゃん」と。
ドフラミンゴもワンピースも読んだことないから
知らないけど、クラウディアとかぶってるなら本望だわ!
件のCC版ドフラ・コート↓
ちなみにパリの空港に着いてから、荷物受取所のとこで
クラウディアがポツンとベンチに座っているのを
ちらちら横目で見ていたら、高齢めのムッシュが近づいて
一緒に記念撮影していらした。よかったよかった、
気づいてる人ほかにもいたよ、、
ところで有名人って、老いさらばえた姿を一切
人目にさらしたくない人(BBはわりとそっちか)、
一般人に声かけられたり気づかれたりするのを
極度に嫌う人、意識しすぎてかなりイタイ人、など
今まで見た中でいろんな方がいる。私が見た海外の
有名人、とりわけヨーロピアンは大体テンパってなく
やけに自然体の率が高い。
クラウディアもそんなかんじで非常に明るい陽気オーラを
常時放ち、飛行機乗ってくる時からやたらとほがらかに
周囲に笑顔を振りまき、人あしらい慣れてるというのかな、
いつ誰に話しかけられても写真撮影されてもOKという
雰囲気ぷんぷんだったので、おそらく私が写真など
お願いしても快諾してくれたと思うのだけどなんだか
最後までシャイガールで話しかけられず終わった、
のだが、私はたまに有名人と遭遇しても、特に外国人に
関してはあんまり気の利いたこと言えないんだよな~、
と思って全然話しかけることはできないのである。。
日本語のときは45倍おしゃべりだけど、、、?
最後に、
若さあふれかわいすぎるクラウディアと
悔しいけどかっこいいアラン・ドロン、、
アラン・ドロンの出てる映画は「冒険者たち」
がいっちばん好き!
(現代っ子ダンナにはアラン・ドロンも
「おじさん」というイメージしかないらしい・・)
ルキノ・ヴィスコンティによる
イタリア貴族すぎる映画
「山猫」
で共演しているお二人、
もう一回この映画見直したいなとおもってるとこ!
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