「せっかくパンの国、
フランスにいるのだから?」
と、もう少し若いころ、我々夫婦は
朝起きたらバゲットにバターとジャムたっぷり、
やらクロワッサンにパン・オ・ショコラづくしの
日々を送っていた。しかしながら食による健康を
意識し始めたくらいからさすがに毎朝この手の
食事はカロリー的にも、グルテン過剰摂取的にも
全体バランスでいうとややまずくない?となって、
それからそこまでしょっちゅうパンを買わない
ように努力してはいる。でも、やっぱりたまに
バーーーン!とパンにかぶりつきたき日もままある。
ここ数日ダンナはまさに朝からそんな気分
だったらしくパンを爆大人買い。
ドドーン
それはさておき、
イル・ド・フランス探検ドライブ続き。
先日「森に引っ越し空想計画妄想下見」
で訪れたパリ南フォンテーヌブローの
森の近くには
バルビゾン (Barbizon)
なる村がある。ここは19世紀中ごろ、
1830年~1870年にかけてフランスで発生した、
自然主義的な風景や農民を描いた絵画を特徴と
するバルビゾン派という絵画の一派が
新境地開拓を目的として集まったことで
有名なスポット。
代表的な画家は
ジャン=フランソワ・ミレー Jean-François Millet(1814-1875)
テオドール・ルソー Théodore Rousseau(1812-1867)
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー Jean-Baptiste Camille Corot (1796-1875)
以前アトリエを訪れたことのある
シャルル=フランソワ・ドービニー
Charles-François Daubigny(1817 – 1878)
もこちらのバルビゾン派に含まれるらしい。他に
トロワイヨン、ディアズ、デュプレ以上7名が
運動の中心的存在だったという。実を言えば、
名前を見て例えばゴッホやゴーギャンのように、
「おうっ!あの絵描いてる人か!」
と即座にピンとはまったくこないのだけど、ネットで
画像検索すると、あ~~みたことあるある、この絵、
この人が描いていたのかい!と納得すること
必至な粒ぞろいオールスター。
平日の午後に訪れたのもあってか、
あまり人気もなく、すごく静かな場所でした。
メインストリートは短くて、お散歩も
すぐに終わってしまうのだけどダンナは
限りない静けさをずいぶんと気に入り、
不動産広告を眺めては
「ここに引っ越すのはどう?」とノリノリ、、、
とりあえず見たところ、住んでいるというか、
ここらへんにアトリエを持っている雰囲気の人は
基本アーティストばっかりではないかとおもう。
というわけでアート関連業でないだけに引っ越しは
却下ですが、ミレーが『種まく人』や『落穂拾い』
を描いた気分みたいなものはこの場で
ガッツリキャッチできた☆フォンテーヌブローの
あたりまで来たならぜひ訪れるべき場所!!
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