何かモノを買う瞬間、特に「浪費」しているつもりはないのだけど
満足を感じるにはますます多くを持たなければならない。」
「アイデンティティと消費の関係は双方向である。
私たちが誰であるかが私たちの買うモノに影響を及ぼすだけではない。
私たちが買うモノもまた私たちが何になるかに影響を及ぼす。
☆感想:純粋にそのモノに対する愛着からでなく、
競争社会、ステータス、他人に対する見栄、
☆感想:これは絶対同感!!ラベルやマーク、ブランド名を見ない忍法を
「どの買い物もそのときは意味があった。多くのものは本当に必要だった。
その中のいくつかは、人を魅了し、
『これは絶対に買わなくてはならない』という気持ちにさせたものである。
しかし全部を足し合わせてみると、生活スタイルは物質過剰である可能性が高くなる。」
☆感想:そうそう、私の買い物もいちいちがそうであった、
そしてある日気がつくとクローゼットにはあまり見向きもされず悲しげな物品たちが、、、
「どのようにしてこうなったのか。そしてなぜこんなに速く。
あなたの所有物はどのようにしていちばん大型の引っ越しトラックを
一杯にしてしまうほど多くなったのか、あるいはなぜいつも十分なクローゼットの
「突き詰めれば、ほとんどの人は、自分がどのように稼いで、
どんな生活を送っているのかをまったく考えていない。
でも彼らは金持ちになりたいと思っている。」
「教育程度が高いと買い物も増えるが、この傾向は特に女性に顕著にみられる。
大学院卒の女性は、他のカテゴリーの人々よりもショッピングに
長い時間を費やしている。どうやら教育程度が高いほど、ステータス志向が強く、
☆感想:貯金が苦手な人にうってつけの言葉でなかろうか
「贈り物をするという行為の商業化は、その社会的な圧力とともに、
贈り物の交換からいくつかの意味合いを奪い去ってしまっているようだ。」
「人は実際以上に金持ちに見られたいと思っているのだ。」
「消費生活を高級化させる過程で、アメリカ人は何を得ようとしているのか。
優越感を求めているのか。それとも、仲間外れにならないようにしているのか。
恥をかきたくないからか。あるいは、自分らしくあろうとしているのに
すぎないかのか。明らかにこれらはすべて正しい答えである」
☆感想:「自分らしくあろうとする」ことにひどくこだわりすぎてしまう傾向はある。コレ弱点。
「私たちのお金の使い方は、自己のイメージ、アイデンティティ、
社会的ネットワークのきわめて重要な部分を構成するようになった」
「社会学者のコーリン・キャンベルは、私たちは商品を手に入れるまでは
それに対して強い執着を示すが、入手後はほとんど意味をもたなくなるというのが
現代消費の際立った特徴の一つだという。」
「アメリカ人が大量にモノを売ったり人にあげたりする理由の一つは、
収納スペースの確保がますます困難となっているためである。
ある女性が言うように
☆感想:たとえば新たに物件を探す時に「収納スペースがたくさんあるところ」
☆感想:モノは直接的には人生を変えない。
「実際には素敵な家に住みたいし、素晴らしいモノを持ちたいし、
部屋を暖かくしておきたいし、美味しいものを食べたい。
それでも以前にはなかった解放感と可能性を感じている。簡素に生活することは、
単に消費を減らすことではなく、違った暮らし方をすることである。」
「25年間そうでしたが、私が、これが欲しい、何としてもこれが欲しいので働く、
「いかにして買わないかということ、つまり予算を立て、資金計画を作成し、
我慢し、節約することを学ぶ必要がある。」
「目に見える商品がとにかく不可欠となるにしたがって、
私たちはいつの間にか見えないもの、たとえば保険や、大学資金や、
退職後の貯蓄などにはお金をかけなくなってきている。
その過程で、私たちの現世的、社会的、生物学的な
インフラストラクチャー(基礎構造を)を脅かしている。
私たちはどこでストップして一線を画すべきかわからないのである。
消費の少ない状態で暮らす事を学ぶのはダイエットを続けるようなものだ。
『少ないお金で暮らしても私流の自由を持ち続ける方法』
=『それはいかに少食でやっていくかを見出すようなもの』」
☆感想:そうそう、まさしくこの手の我慢はダイエットの感覚
「小学校へ通う。それから中学校へ、高校へ。それから、就職やより高い俸給を
めぐる他人との競争のため、もっと多くのくだらないことを身につけるために
大学に通う。私は、高校段階で、それがどこへ導いているのかがはっきりわかりました。
自分には死ぬまで朝9時から夕方5時まで踏み車を踏み続けるのとは異なる道を
見つけることが必要だということ。そこで第一の決意をする。自分は、
他の誰かのように人生のほとんどを仕事に費やすよりももっと多様でありたいという
生活の夢があった。
そして第二は、自分は、この地球上でもっと温和に生きることができる方法を
学びたい。ということであった。」
それは自分の周りの人々の深い愛情と思いやりの賜物にほかならないので
そのことに感謝することを1日も忘れてはならなぬであろう。
「富を得ることによってでなく欲望を小さくすることによって、
労働の世界ですりつぶされてしまうことからの解放を約束する。」
☆感想:たぶんそうしているとおもう
「生活水準をこれ以上高くしても、私がもっと幸福になることはないでしょう。
私は精神的にきわめてすっきりしています。私がどこかで見つけてきた
かんがえではありません。私が悟りを得たことなのです。 」
☆感想:現在の自分の考え方とかぶる
以上、よみすすめながら「フンギャー!」とおもったことの抜粋&感想特集でした。
ちなみにこれらのメモをとりながら、
では私の理想の暮らしってどんなかなと考えてみました。
まだまだだいぶ漠然として全然まとまっていないのすが、
大まかに区切ってみると半分は今の状態で大体OK、
あとは今よりもっともっと身軽になって、ノマド的にスッキリした感じに少しの荷物だけで
どこでも暮らせて、消費や浪費を減らし、自分の関心分野における知識や知恵を
深めることに集中するような生活にシフトチェンジしていけたらいいかな、、、、
と、今日のところはおもいついた。
ちなみにうちのダンナは現在日本のとある人里離れた
孤島で毎日同じティーシャツを着てシャンプーやボディソープや
ボディタオルを一切使わず水と湯だけで身体を洗い
日中は山や海を眺め夜は同じ部屋に住むヤモリを
「ヤモリコ」と名づけ手にのせて慈しみ、
現地で出会った方々から連日海でとれたお魚をおすそわけいただいて飢えをしのぎ
それこそ物欲や浪費などという概念とは縁遠いスーパーシンプルライフに目覚め中、
そしてそんな毎日がものすごく充実していて楽しいと断言しています。
文明に対する執着甚だしい私のやり方と比べると目指す方向は微妙に異なるけど、、、、
ある種の脱マテリアリズム生活を実行中ということでこれはこれでリスペクト。
でもとりあえず一緒に行かなくて本当によかった。
しかも彼の交通費滞在費はとても高い!
