シャルトル大聖堂が素敵だった
シャルトルの街特集編いかせていただきます。
今日あたりもはや「いつもの涼しい夏」にもどりつつある
フランスですがこの日はフランス猛暑の最上ピークみたいな日で
こんなに汗かいちゃってもう化粧直しとかそんな次元越える、
ハンドタオルとアイスノンとウチワちょうだいよ!みたいな一日でした。
「チョウダイヨ」
・・・・・
ちょうどこの時お昼時、
とりあえずせっかく知らぬ街で食事するとなると
なんとなく良さげなとこが探したくなる、、、っていうんで
炎天下のシャルトル町内をそこそこ長時間あてもなくさまよった・・・
そのわりに最終的にわれわれがありついたのは
タルティーヌ
タルティーヌ Tartine
とは
フランス語でいうとなんだかかっこよく聞こえるのですが
要は薄切りパンにジャムやバターを塗ったものの総称。
しかしここのお店はバターやジャムでなく、オカズどちゃのり系タルティーヌが売りらしく
フランスあたりでは巡礼者のモチーフがよくホタテ貝なものだから
大聖堂=巡礼=ホタテ
という複雑そうで単純な思考回路からホタテのりタルティーヌを厳かにオーダーする。
ダンナにあとでシャルトルでランチ何食べたかときかれたので
「タルティーヌたべた」
と報告したら「え?・・・パン?」
みたいなかんじのパンチのない反応。でも飢えは満たされたから
OK
ちなみにタルティーヌは10€くらいだった、と報告したら
「え?パンに1000円・・・?」
というかんじで自分ならまずないな、みたいな力ないニュアンスの反応でした。
OK
その後は暑いなかくじけず散策開始
シャルトルは小さな小町で基本大聖堂の周り付近が旧市街として
みどころであるようでした。
偶然みつけたモザイクアートを展示しているギャラリーにお邪魔しました。
こういう色味が嫌いでないです。
鳥すらもモザイク
この日見たものはすべてイタリアの作家さんの作品だったようです。
私は80㎝級巨人の姪にそっくりなこの童女がとても気にいりました。
控えめな性質のともだちにまたしつこく記帳を促したりしていたら
ファンキーすぎる受けつけのお兄さんがすごい勢いで話しかけてきたので
しばしモザイクのことやら四方山話をお話しました。
ダンナといるとき私はダンナにたよりっぱなしでそこそこのコミュニケーション弱者と
化すのですがこの国で、ひとたびダンナがいないとなると、ともだちは無理だし、
もはや自分しかフレンチスピーカーいない、やばい、、、どうしよう、場をもたさねば、、
みたいな闘志とプレッシャーが仕方なく燃えあがるためいちおうがんばって話します。
するとなぜか皆に絶賛されたり誉められたりします。この日もやはりベタ誉めされました。
なので、あとあとダンナに
「フランス語でおしゃべりしたらギャラリーの兄さんに超ほめられた」
と報告したら
ニッコリしながら
「たぶん体めあてだったんじゃないかな?ふふ♪」
と言われました。
ガーン。
や、でも実はそんなにガーンでもない、
なぜなら昨日読んでた美輪さまの本にも
「男がやけに女にやさしかったり誉めそやしたり
ちやほやするときは基本その女の体がめあてだからよ」
みたいなことが書かれていたし。
ダンナと美輪さまがさいきんかぶる・・・
そういえばふたりとも外人ぽいかも・・・
さて、そんなこんなで受け付けの兄さんに別れを告げ
我らの次なる目的地をめざしてGO
ユール川の付近。このへんも結構食べ物屋さんがあったのであとあと
市内中心じゃなくてここらへんまでレストランを探しに来るべきであったなー、
と、ともだちとやいのやいのしました。
ちなみにこの時われわれが目指していたのは
ガイドブックにのっていた「ピカシエット館」なるこれまた家全部ガラスの破片やら
モザイクで作られたというんでここらへんでは有名とおぼしき不思議ハウス。
ここへの行き方は普通に考えたらやや難解ですが、
さきほどのギャラリーのファンキー受けつけ兄さんからロープレのようなファンキーな
行き方を御教示いただき結構よゆうです。
それとはこれ
足だけでポーズをとったわれわれの
真ん中に位置する謎のモザイク
なんとピカシエット館までの道のりはいちいち道に埋め込まれたコレが導いてくれます。
あれれ、道に迷った、、、とおもったら地面にあるコレをさがします。
こんなふうに
「あ!あそこにあるある!」なんていいながら。
なにげに墓地をつっきるのが正規ルートであるようでした。
そしてたまに若干迷いながらも
最終的に目印モザイクのおかげでスムーズに到着。
入口は細い道、
入場料はたしか、、たぶん5.3€くらい。
はっきりいって中は小さいです。敷地の大きさ的に3分で十分まわれる。
でもここをつくった人は墓の掃除人で趣味で廃品利用して
これを全部作ったというからそれはそれですごいことです。
ちなみに申し訳ないことに2枚ほど写真を撮ってはしまいましたが、
基本写真撮影禁止のようです。しかも見つかるとかなり手厳しめに注意されます。
最初は係の?おじさんに怒られ、しつこく言われてカメラをカバンにしまって
散策してたもののお次はなぜかタバコを吸いながらついてくるヤク中のチンピラっぽい
風体の、まず日本人が海外で危険な目にあわぬために絶対に避けて通るべき人物の
特徴をみごとに全て兼ねそろえたのだけが売りであるかのような超怖い顔の眼光鋭い
スキンヘッド男にじっと監視されるという、、、
かわいらしい場所であるはずなのだが案外微妙に怖い思いをしました。
というわけで入場料とっているわりにあまりウェルカムな雰囲気がなかったので
賛否両論あるとはおもいますし、その日の監視員のメンツやご機嫌にもよるでしょうが
全体的に私はあまりいい印象を受けませんでした。
でも写真撮ったのは。率直にごめん。
そんなおっかなびっくりのピカシエット館にくらべたら
無料なうえ(!)写真自由で(!)ピースフルでフレンドリーで(☆)オープンな(♪)
空気のギャラリーにてプロのモザイク作品を堪能するほうが断然リラックスできます。
80㎝級
やっぱり色んな意味でものごとに寛容であることと、
ビジュアルも人当たりも柔和であることは大事だとおもう。
自分がいつか商売するときの参考にしたいです。
※予定はありません
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