早起きしたので
今日は朝からダンナと映画館へGO
ダンナに「キーラ・ナイトレイがでてる『アンナ・カレーニナ』見ようよ!」
と誘ったけど文芸モノ興味ないからいやだと拒否、
というわけで館内でいったん解散しダンナはブラピが暗殺者に扮するアクション?映画、
私はひとりでアンナ・カレーニナへGO
朝一なだけに観客私含め7名のみ。ダンナのほうはダンナ含めて3名だったとか。
フランスの朝映画は結構穴場で楽しいです。
さて、このたび「アンナ・カレーニナ」を監督したジョー・ライトJoe Wrightといえば
以前にも女優キーラ・ナイトレイKeira Knightleyと組んだ
「つぐない」Atonement(2007)
という悲恋映画があるのですが
私はこの作品がものっっすごく大好きで
いまだ何度見なおしても
毎回途中からオイオイオイオイオイオイ涙&鼻水がとまらなくなって
ヨレヨレになってしまうという
自分の琴線ツボ最強ヒット作です。
主演のキーラきれいだし
なにより相手役のジェームズ・マカヴォイJames MacAvoy結婚したいくらい
かっちょよすぎだし
他のキャストも良いし
ストーリーもサントラもせつなすぎで言うことなし!すぱらしい。
というわけで
そんなジョーさんがまたキーラと組んだのがこちらの
「アンナ・カレーニナ」Anna Karenina
期待ふくらむ~
いわずとしれた文豪トルストイの原作で
結構前から楽しみにしていたのですが
いざできあがった予告をみたら
「あれ?案外つまんなそう??」と
ちょっとおもってしまったのですが
実際映画見たら予告がいまいちつまらなさそうな意味がややわかった。
気がする。
なにげに舞台仕立てというか
過去に何度も色んな大女優によって演じられてきたアンナ・カレーニナ作品に
新風を吹き込んでみたいかもしれないという
やや意欲的な実験的手法をつかった撮り方であるからかなと解釈した次第。
それにしてもアンナ・カレーニナというのは女優としては非常に演じ甲斐があるというか
女優にとってアンナ役に選ばれるのは女優冥利に尽きる大役なのかとおもわれますが
要は不倫する女の話で最後もそこそこ悲惨なので
見る側としては主人公にそこまで肩入れできない部分も多いです。
なんというか鑑賞中絶え間なく感じるのは
「この女だいぶ身勝手すぎなんじゃないだろうか・・」
という疑問
自己の自由と本物の愛と情熱を求めてつきすすむ、、
というと響きはいいけど
基本わがままっぽいというか、もうちょい空気読んだ方が、、、
しかも
仮にもしもダンナがすごいイヤなやつだった!
とか
ものすごい苦労してて、、、
とかなら逃げ出したい理由なども十分考慮できますが
生活だいぶ贅沢で豊かだしダンナ社会的地位あるし
性格もふつうに優しいしおだやかで息子もかわいいし、、、
不満要素そうないじゃん・・・
と
つっこまずにいられない設定ばかりで
なにかとキーラ(アンナ)のヒステリックな自己主張が鼻につきます。
いたたまれない捨てられダンナ役はいままでトゲトゲイケメンカテゴリーだった
ジュード・ロウが新境地開拓して
いきなりおっとりガチ・シニア
おお、、、ジュードもこんなに年とっておちついちゃって、、、
とかつてないフェロモン抜け具合のカッスリ・ジュードが堪能できます。
ひるがえってあくまで主観ですが私的にさらにダメだったのが
アンナの浮気相手役の青年の髪の毛のブリーチ具合が無理矢理地毛の色を
隠ぺいした宝塚みたいに不自然な雰囲気だし全体にチャラそうだし
善良なダンナ捨てて走るほどの説得力がないことでしょうか。
この男子のブリーチ金髪を眺めながらこの人絶対普段こんなじゃないだろうな、、
というのが勝手に気になって気になってしかたなかったのですが
帰宅後画像検索したら通常こんなかんじぽいからやや配役ミスを感じるというか、
せめて地毛のほうがまだ違和感ないというか、
この人自体は素のままのほうが絶対イケてるので無理ブリーチで魅力台無し
そもそも金髪設定なんだったらもっと天然ブロンドで素朴で美しいイギリス俳優
たくさんいそうなのに。。。
欲をいえばとびきり若いころのジュード・ロウみたいなほうが
似あう役だったかもしれない。
しかし作品全体的にはキラキラヒラヒラしていて
衣装もすごくみごたえがありますし
ジュエリーにいたってはこれ宝飾ブランドのコマーシャルフィルムではあるまいね?
と思うほどダイヤモンドがキランキランなことになっており目の保養度は高いです。
というわけで時代もの、文芸もの、コスプレものが好きであれば一見の価値あり。
ちなみに登場人物が一瞬わかりづらいので鑑賞前にwikipediaで
ストーリーをおさらいして挑む方がよりわかりやすいです。
ところで数日前
偶然こちらの映画の原作者トルストイの伝記映画を拝見しました。
日本語題名は「終着駅 トルストイ最後の旅」Tha Last Station
なんだろうこのやったら老若男女がベッドで戯れがちなポスター写真は、、、
と思ってしまいましたが
内容は男女がベットで戯れてばかりいるわけでなく、
おもにトルストイの夫婦関係と家出が主題です。
こんなおじいさんなのに家出って!
そしてまたなにげに大好きなジェームズ・マカヴォイが出ていたりして
鼻息アラアラしながら鑑賞いたしました。オスカー女優ヘレン・ミレンがトルストイの妻役で
ジェームズは偶然夫婦の間にはいってしまう第三者的な。
いずれにせよトルストイのロシアでの存在感やら夫婦のもめごとやら家出ゴタゴタやら
トルストイにもいろいろあったんだね、、と色んな意味でおもしろい発見の多い作品です。
トルストイのプライベートもっと知りたいなーと思っている方は要チェケラ!
実物トルストイと奥さま
ヘレン・ミレンとは全然似てないです。
OK
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