ある寒い日の午後、パリ
友達から
「B級ランチ」
のおさそいが。
B級??
B級という語を耳にしておもわず私が思い浮かべるのは、、、
映画監督クエンティン・タランティーノ、、
タランティーノの撮っている映画はなにげにブロックバスター的ヒットもおおく
もはやAランク枠ですがタランティーノ自身が元々自分のルーツは
超絶B級映画愛好オタクであるというのをインタビューで語っているのを
聞いて以来、なるほどB級映画にぶつけた愛が昇華したものが
現在の彼の作品の源流であるのだなと解釈し、
それからというものB級と聞くとついタランティーノの特徴的なしゃくれ顎が
脳裏をよぎります。そういえば過去になにかのまちがいなのかあの
自称オシャレ系女史こぞって高評価の才媛ソフィア・コッポラすらも
タランティーノ方面へなびいた説が。
今となってはいろんないみでうまくいかなくてよかったような気が。
さて、友達のいうB級ランチ
どんなことかとおもいきや
ふつうにちゃんとおいしい
アジアン料理でした。
パパイヤサラダ
アジアンという大きなくくりはなぜかといえば
お店の名前はあきらかにタイ風
店のおばちゃんはベトナム系
だがおばちゃんが主張するにここは「中華料理レストランだ」
ということで、、
オッケー!要はアジアね、と。
ややエスニックな風合いの春巻き
好き
野菜ビーフン的な
はい好き
昭和のファミレスのアツアツステーキディッシュみたいのにのったエビっこ
そんなすきじゃないかなとおもったら
好き
というわけで通称B級
おもわず残さず完食となりました。
A級ぶってても
ウエ、ってなるフレンチ多いですのでこれだけきちんと完食できれば
もはやB級ではないかもしれない、、、
ではすこし歩こうか、、、
ということでキューティーな店のおばちゃんに別れを告げ
友達のジョギングコースであるという最近話題17区のバティニョール方面へ
バティニョール、
ここ数年よく耳にするようになった気がします。
ついこないだ日本にいたとき偶然見たBSのパリ関連ドキュメンタリーでも
特集されていただけに
なんだかフレッシュに観光客気分でテンションあがる
パリの17区はわりと広くてブルジョワ的エリアと下町風エリアが混在した
おもしろい区だとおもいます。
ここも確かテレビで紹介されていた気がする、、、
こういうの偶然通りすがりひょっこり見つけるとまたテンションあがってしまうっていうのね
特にそれといってあてどもなく歩くだけでもかなり楽しいものであります。
途中どっちの道いこうかな??と一瞬立ち止まっていたら
かわいらしい老齢フランスマダムが
「あなたたちだいじょうぶ?」みたいなかんじでお声をかけてくださいました。
外人女子が道に迷って困ってるのかなくらいに思って即行声をかけてくれる人
フランスでは結構多いのですが、直球の親切とかおもいやりっていうかな、
きおいなくそういうことがサクっとできる姿勢がとても好きだったりします。
なんやかんやちょっと寒過ぎていうほど散策できなかったけど
もう少し暖かなくなったらまたふらつきにいきたいエリア、バティニョールでした。
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