初めて見た時は
「やたら砂っぽい映画だなあ」
という印象が濃厚でいまいちピンとこなかった
リドリー・スコット監督オーランド・ブルーム主演の映画
「キングダムオブヘブン」Kingdom of Heaven
なのですが
ある時なにかのきっかけで十字軍やテンプル騎士団に関する興味がわき
ぼつぼつ文献など読みだすとこの映画の気分や背景が相当つかみやすくなり、
あの映画実はだいぶおもしろいんじゃん、、、
という気分になってもう一度見返したくなります。
今回ヨルダンでは
マックス・キングダムオブヘブン気分さく裂
with danna
ある晩ヨルダンのガイドブックを読んでいたダンナがなにげなく
「OO(私)の好きなルノー・ド・シャティヨンが捕虜に
超ひどい拷問してたお城があるけどいきたい?」
と聞いてくるので
即行即答
見たい!
行きたい!
絶対行く!
というわけで
この日やってまいったのが
ヨルダンJordanのカラクKarakにある
カラク城
「キングダム・オブ・ヘブン」のなかでも
悪くてずるくてもう超最低~!
みたいな描かれ方をされていたルノー・ド・シャティヨン、
「好き」っていうか、、、
「興味そそられる」部類の人間。
実際にもだいぶ悪名高い人物らしいのですがこのカラク城は
何百年も前に(12世紀)彼が一時住んでたというイワクつきのヤバ城です。
よもやそんなところに自分の足で立てるなんて、、、
すごく幸せ!
「歴史と一体化」
みたいなことが昔から趣味でこういう体験をするたびに
とても感慨深い気持ちにおちいります。
そしてダンナはなんともよく私のツボを心得ている!
ちなみに以前もどこかで書きましたが
映画のなかのルノー・ド・シャティヨンのキャラは
おなじくワルで有名なテンプル騎士ギー・ド・リュジニャンと
ミックスしたかんじの設定だったのではないかと記憶しています。
ところで、ヨルダンなにがすばらしいかといえば
どこもかしこも
エルサレム王国の時代からそんないうほど変わってないんじゃ?
とおもうほど風景がクラシカルで雄大なところ!
へたに発展しない事で過去と現在がうまいぐあいにまじありうというか
古代、中世、現代がおもわず錯綜するというか
われわれにとって日本やフランスは確かに便利だし
ルーツ的なものがあるので拠点としては外せないのですが
こういう「文明」のゆるやかな進み方の国もまた素直にいいなあと思う。
そして今回のヨルダン、
いつにもまして大量に写真が撮りたくなる旅で
訪れる場所それぞれありえないくらい枚数あるのですが
カラク城内部にはちょっとした考古学の博物館などもあり
ブレスレットとかアクセサリー類って大昔から概念が全然変わってないところが
不滅なかんじでしばしば心を打たれるのでした。
現在ダンナとフランス帰ったらもう一回
「キングダムオブヘブン」見直さなくてはと相談中
ご興味ある方はかなり長いですがどうせならぜひとも
「ディレクターズカット版」をおすすめいたす!
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