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フランス男との愛に満ちた暮らし

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号泣、たたかう女/The lady アウンサンスーチーの映画

2013年3月31日

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昨日拝見して最初から最後まで滝泣きしっぱなしだった映画

「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」

 
 

日本でもよくニュースなどで報道されるミャンマーの非暴力民主化運動指導者

アウンサンスーチー女史の半生が描かれた映画です。

彼女のことはなんとなく

「なにやらいつも軟禁されているなんらかの活動家」程度の認知度だったのですが

なんとも鋼のような意志で人生を生きてこられている方であることか、

政治的にみると彼女の行いは賛否両論とも言われますが、

何が絶対正義か、とか何がその国にとって一番いいのか、

なんていうことはそう簡単には判断できませんのでひとまずそこはおいとくとしても、

彼女の人生はひとりの人間の人生として見るとやっぱり波乱万丈すぎで

普通じゃないし、普通の人には背負いきれないものがあまりにも多いのです。

 
 

まず幼い時にミャンマーの民主化運動指導者であったお父様を暗殺されます。

人の命がいとも簡単に奪われるような混沌とした環境で、とても幼いころとはいえ、

それでもこんなに早くに父親を亡くすのはとてもきびしいことと思います。

その後、元々エリートの家庭でお母様のサポートもしっかりしていたのでしょう、

きちんとしたレベルの教育を受けイギリスで立派な学位や職なども得て、

そしてなによりも愛情深い英国人の御主人と気だてのよさそうな子供たちと

穏やかで平和な生活を築き幸せに暮らしていたのですが、、、

1988年、お母様の看護のためにもどった祖国で目の当たりにした現状に心を痛め、

また亡き父アウンサン将軍の衰えることのない国民的人気と敬愛も手伝い

あれよあれよとミャンマーに残って政治活動を始めることとなります。

しかしながらミャンマーを牛耳る独裁軍事政権にとって対峙する立場にある彼女は

とても煙たい存在、というわけであの手この手で邪魔をされるし監禁されるし

軟禁されるしで本当に一人の女性が背負いきれないほどの数多の試練と苦難を

一手にひきうけます。

私ならこの時点で即行イギリスの家族のもとに帰るでしょう。

しかし彼女は折れません。ついこないだまで豊かな先進国で主婦?

だった女性のいったいどこにこんなパワーが、、、

とはいえこの素晴らしい不動心も、もしも彼女が一人身ならOKかもしれない、

亡き父親の使命を受け継ぎ一生かけて闘ったるわ!

くらいの闘志満々の気持ちにもまあなれるやもしれない、

しかしながら彼女は

革命家である前に母であり、妻なのです。

別段冷え切って別れたわけでもない愛する家族がそのまままるごと

イギリスに残っているのです。思うように連絡はとれないし会えないしで

家族としては突然いなくなっちゃったお母さん、かんべんしてくれよ、、という気持ち

だったとおもいます。いくらものすごく大きな使命と責任、国家的役割を担っている、

とはいえ、とりわけ子供たちにとってある日を境にいきなり母親不在の状況を

強いられることはそう容易でないでしょうし、時には捨てられたように感じ、

ものすごく精神的にダメージが大きく耐えがたいことでもあったろうし、

もちろん母とて心が苦しいのは同じです、しかしながら一度イギリスにもどれば

ミャンマー政府は彼女を二度とミャンマーに入国させないのでここで全てを

捨ててイギリスに戻ることもできず、ああディレンマディレンマディレンマ、、、、

そして彼女のくだした苦渋の決断は、

ミャンマーに残ることでした。

ミャンマーに残るということは、

イギリスで夫の死に目に立ち会わぬことでもありました。

家族の死に目よりも自分の信念貫徹をえらぶことで

またひとつ背負う十字架が増えるThe lady、、、

こうなってくるともう自分がしていることが信念によるのかエゴによるのか

よくわからなくなってしまう時もあったのではないでしょうか。

 
※実際の御主人マイケル・アリスさんとスーチーさん
 
 

そしてまたなにがいいって、当のダンナ様が素晴らしく理解ある献身的な方で、

そりゃまあ映画なので現実にあったかもしれない小さな諍いや不満などは

大して描かれておりませんが、大局的に見てもここの夫と妻の、母と子供たちの、

父と息子たちの関係とありようがなんとも品よく美しく、人間の絆、葛藤、距離、

信頼、信念、いろんなものがないまぜになりガンガン私をうちのめすのでした。

ドロドロのボロぞうきんのように号泣

 
 

多感な時期に母不在でこの子ぐれてしまわないだろうか、、

と心配だった御次男も今では立派な青年になられて、、

ひとんちのことながらほんとよかったじゃん、、と親戚のオバサン気分に・・・

家族って、まあ血がつながっているから家族なんだけど

根本的には人間と人間のつながりなんだなあと。

 
 

それから、あんなにか細いアウンサンスーチーさんが背後に背負っているものの

大きさを改めて知るとともに、今回彼女を演じた女優ミッシェル・ヨーさんの

渾身の力でこの役にうちこむ姿勢にも大変心を打たれたのであります。

 
 

監督はなぜか仏人リュック・ベッソン、

あたりはずれの多い監督なので最初はみくびっていたましたが、最後は心の中で

リュックに謝罪。まさかリュックにこんなに号泣させられるとはね、、、

いずれにせよまだ生きている人の終わってない半生をとてもよくまとめたと思います。

そしてまた、私は普段からしばしば様々な国を訪れるのですが、どんな国でも

観光的な表面だけでなく、その国が後ろに抱えているであろう困難や問題や

培ってきた歴史があるのだということについて、今後もう少し真剣に認識を深め、

思いを運んでいかなければならないなあと考えさせられる作品でもあったのでした。

 
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Filed Under: 映画 cinema Tagged With: ヨーロッパ映画, 女優

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