私の姪(日本人)は
伯父であるうちのダンナのことを
本気で「鬼」だとおもっているらしい。
というわけで
ある日
ここはひとつひさしぶりに
あの娘っこを鬼とひきあわせてみるかイヒヒヒヒ。。。
とひらめき
ダンナとデイトさせてみた。
最初は大和女の誇りからか気丈にも鬼の肩車に耐えた姪であったが、、
途中から高さが怖かったらしくシクシク泣き始めた。
(姪はいつごろからか子供らしいギャン泣きをせず
センチメンタルにさめざめと涙を流すスタイルをとる)
まずいまずい、
これではダンナが本物のヒール(悪役)になってしまうではないか
とりあえずこの日のお題は
「いい鬼とだったら仲良くなれる☆」
ということを姪に学ばせることだったので急遽作戦変更
ひとまず食事処で姪にサラダを食べさせ気をまぎらわす
普段容赦ない下町のオバチャンのようにおしゃべりの姪がこの日は青い瞳の外人を
目の前にあきらかに動揺していた。
そしてややソワソワして目を泳がせながらダンナにぶつけた質問
「・・・・OOOしゃんは
クーリたべるの?」
どうやらダンナがクーリ(キュウリ)を食べれるかどうか試しているらしい。
もしもクーリ(キュウリ)が食べれる鬼だったなら、、
すこしは警戒をといてくれるかもしれない!
そうふんだダンナは
全然好きじゃないキュウリを手にとってボリボリ食べ始めた。
そしてウィンクでフィニッシュ!
!!
鬼がクーリを食べたその刹那
案の定その場にはりつめていた緊張は一挙に和らいだ。
姪がダンナをクーリ仲間として認めた、
この瞬間から鬼と姪の間に立ちはだかっていた壁は取り払われたのだ!
とはいえすかさず口内のクーリ要素を消しさるべく
好物ドリアをかっこむダンナ
巨大なのにペロリだった。
ついでに姪はボンゴレパスタのあさりも大好きらしいが
さすがにあさりは鬼に食べさせていなかった。(※鬼は貝類も苦手)
その後移り気な少女を飽きさせぬよう
場所を変えてティータイム
このとき、姪は自分がえらんだハートつきのケーキが超絶最高にかわいいとおもったらしく
笑えるほど自分のハートケーキを大絶賛しはじめた。今思い出してもだいぶうける。
とはいえ私は私で内心
自分のト音記号ケークが一番イケてるとおもっていたがね。。。フ。。
ところで初期自分のケーキを超絶大絶賛していたわりに
ダンナが自分のプリンを食べていいよ♪と言って
姪にわたしたらむしろハートのケーキよりこっちのほうにバクバクくいついていた。
やっぱり幼児にはプリン程度がふさわしいのだ。
とはいえうちのダンナは立派な聖人、ちゃう、成人男性だが
いまだにどこいってもプリンばっかり食べているプリンプリンBOYだ。好みの問題か。
そうこうしている間に
われわれの存在、、いや、
またはわれわれのレベルのひくいトークに飽きたのか
突然おもむろにスマホを取り出しいじりはじめる姪
実は私はこういうハイテク機器が苦手&操作おぼえるのがめんどうで
全然使いこなせない・・なのにいまどきの2歳児は得意げに指先で
ヒュンヒュン操る!おお・・なんということだ・・
バックトゥザフューチャーのマイケルJフォックスの気分そのもの。
そして姪、
ついにはいきなりすべてに飽きたらしく
喫茶店でグーグー寝だした!!!
な・・・なんという魔性・・・
近年まれにみる自由奔放ファム・ファタルではないか・・
ダンナはもはやこのリトル・レディにメロメロである。
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