先日ついに!
それはそれはもう長年にわたって
自分の中で
超絶・幻の映画であった
「ピクニック・アット・ハンギング・ロック」Picnic at Hanging Rock (1975)
をようやく見ることができました。
でんせつの
そのまたでんせつの
少女映画、、ピクハン・・・
たとえばLULA Magazineとか好きな人はかなり好きなのではないでしょうか?
というわけでいままで何度となくファッション雑誌上でながめてきた
伝説のこの少女たちの動く姿を、、
まるごとみれたその感動たるや。。。オオオオ
映画の内容は1900年のオーストラリアで実際に起きた未解決の少女失踪事件
がベースで(というふれこみであるものの真偽のほどは謎)あるだけに、
ちょっと怖い、といってあからさまに怖いシーンが
あるわけでもないのに少女たちの消え入りそうな危うさ、儚さと
神隠し的な土地の伝説が一体となって
最強につかみどころのないカルトな作品にしあがっています。
(どちらかというと音楽が不安を煽る)
主人公はもうどうみても
一番きれいな金髪の少女ミランダ(左)
そう、いつだってブロンドは西洋美少女の代名詞。
件のミランダ嬢(レイチェル・ロバーツ)、物語の前半にしか登場しないのですが、
なにもかもミランダが美少女でなければはじまらないし、おわらない、
もうこれは決定的に彼女の映画。
パーペキに彼女だけの映画。
ソフィア・コッポラのこれまた激伝説ガーリーカルト映画
「ヴァージン・スーサイズ」Virgin Suicides (1999)
もこの作品からかなり影響を受けているとのこで有名ですが
ほんとうにみればみるほどよく似た構図がたくさんあるので
比較してみると楽しいです。
まずガールというものはだね、
しばしば草むら、岩場、いたるところで
不用意にとつぜん寝転がる。
ちょ、ちょっとまちなさい!
もしもそこに犬のウンコやゲロがあったらどうするのよ??
ちっちっち、
そんなヤボな疑問いだいた時点で
あなたはすでにガールの道からはずれているのです。
とりあえず暇さえあれば、
なんでもいいからけだるそうに、
無頓着に
寝っころがる。たとえその下にカマキリがひそんでるかもしれなくても・・・
これこそがガーリーの神髄
そしてまた次の瞬間には
ガール同士たがいにしなだれかかる。
あくまで大人も男も排除、ガールにはガールの、ガールによる、ガールのための
ガール世界の掟があり、それが鉄則。
さらにまた
自分でもコントロールできない感情の起伏をかかえるため
時にわけもなく不機嫌で、気分屋で、
さっき笑っていたかとおもえば
突然ふさぎこむ、、
それもまた
ガーリー。
30すぎた大人の女がやっていると
おとなげねー!どうしようもねー!
となりますが、10代の妖精のような美少女たちゃーもうそれでいい、
いいのです。ホルモンがそうなっちゃっているんだろうから。
そして最終的には
まるでこの世界に
なんの未練もないかのように
「パッ」
といなくなっちゃう。
いやー誰もが(女子限定)いちどは通るこのフワフワモヤモヤキラキラの年代、、
ソフィア・コッポラがあまりにみごとに映像化をしたときはほんとうにびっくりいたしました。
自殺するティーンネイジャーの原作からしたら、本当にみごとなガーリー渾身凝縮図。
でも彼女ならできるな、というのがわかる。
だってソフィアは元・超絶ガールだもの。
だけどこれまたあまりにガーリーすぎな(特に前半)映画
ピクニックatハンギングロック、、
これを撮ったのはなにげにピーター・ウィアーというオーストラリアの男性監督、
(撮影当時30歳くらい?)
正直、男性よくこんなん撮れましたなあ、と。
ここまで独特の「少女感覚」を細部まで緻密に表現できるなんて、、
きっとピーターの心にはガーリーが宿っていたのかもしれない。。。
もしかしていまでもそれを宿したまま現役ガーリー爺さんになっているのかもしれない。
(※かといって他の撮影作品は明確ガーリではない)
とにもかくにも
超絶
ガーリーガーリーガーリーなことになっているピクハン、
興味ある方はいつか機会があれば見てみられるとよいとおもう!!
もちろん未見だったらヴァージンスーサイズもね☆(TSUTAYAにある率高いのはこっち)
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