おまたせしました!
今日も昨日から引き続き
友人ボブとのマレ地区ブロカント特集のつづきです。
おもわず「金くれ」といわんばかりの動物
嫌いじゃないよそういうアティチュード!!
さて、
オシャレ楽しいパリのブロカント
この日ボブが必死?で探していたのは
なにを隠そう
「カギ」
ふむ、、カギ、、
いまどきの若者はそんなものが欲しいのかーー。
というわけでボブと一緒に必死?になってカギを探したのですが
私がイメージしていたのは5キロくらいありそうな南京錠っぽい頑丈なもの。
一個それに近いものがみつかったので勧めてみましたが
ボブいわく
「ちょっとちがう」
ふむ、、
いまどきの若者が探すカギってどんななんだろー・・・??
あ、話変わって上の写真の人形の頭部手前にあるのは
象の尻尾ですって!初めて触ったけどガザガザでびっくりです。
たまにかわいらしいアンティークビーズ刺繍小物も。
こういうもの、昔ならびりびり魅かれたけど自分が年とってくると
なぜかもういうほど古いもの持とうと思わないという結構おもしろい現象が
30過ぎたくらいからブイブイ現れています。
でも美しいものはやっぱりいつでも目の保養 🙂
ヴィンテージのお洋服などもちらほら。
若いころ古着とか奇抜な一点ものとかヴィンテージ大好きすぎで
ロンドンのポートベローや下北沢ばっかり通ってる時期もありましたが、
これもある頃からパッタリ。
おもしろいことに古着も年とるとなんだかもうあまり魅かれません。
自己分析によればそれは自分自体がすでにだいぶ古いからという説が、、
今はそういうわけで新品で「ヴィンテージっぽい風合い」のほうが好きです。
人の趣味って変わるのね。。
って、
私の話はおいといてだね、
問題はボブのカギ!
蚤の市、なんでもありそうなんだけど
よくよく見ると必ずしも「なんでも」あるわけでもない、
というわけで案外カギがなかったのです。
パリに到着してすぐくらいにボブから「蚤の市でカギ買いたい」
と聞いていたので私はなんとしてもこの日ボブに
カギをみつけてもらわねばならないというミッションで
頭がいっぱい。カギカギカギ、、カギカギカギ、、
頭のなかでカギカギ念じていたら!
ついにあった!!
念願のカギの山!
ふっる~
個人的にはいらねえ~
だが欲しい人的には万歳よかった~
というわけでボブこの中から3個お好きなカギを選ぶ、そしてダンナが
やんわりと若干まかりませんか?と店の人に話しかける、と、
「だめ。俺の友達の店だから俺には値段操作むり。」
とすげなく断られる・・
まあ友達の店というのも少々嘘っぽければ、
要は愛想が大してよくないオッサンなのであった。
フランスという国、あなた前世からフレンドでしたっけー?というくらい
感じよかったりフレンドリーな人もいれば
今日嫁または男に捨てられたとか?
何か最近よほど悪いことあったんですか?とおもうくらい
感じ悪い人、いろいろいるのですが、まあこのオッサンは
特に感じがいいわけではない部類。
でも、ボブは日本からわざわざ飛行機代を払って蚤の市のカギを
探しに来たのです、だからどうせ買うにはちがいないのだから、
オッサンの感じが悪かろうとどうでもいいじゃない、と私は思った。
が、
ダンナは筋金入りの感じ悪い人間大嫌い病。
なおかつよりによってそういう人に
お金払う、というのがさらに大嫌い、
といわけでカチンときたダンナ、いきなりボブのカギを勝手に
もとの場所にもどして
「買わない。もう行きましょう。」
ちょ、
まって!
まちなさいよ!
カギが欲しいのはボブであってきみじゃないだろう!?
なんで勝手にボブの買い物やめさせてんの!?
と、
「店員の愛想が悪かろうともボブに欲しい物を買わせたい私」
VS
「店員の愛想が悪い店でボブに1円もお金を落とさせたくないダンナ」
が勝手に対立してこの場で口論となりました。
ボブたち、
正直困っただろうね!(笑)
最終的にもうここが最後のお店だったしこれ以上カギを探すあても
なかったのでボブはあえて3個はやめて2個のみ購入、という結論をだした。
ちなみにお値段1個2ユーロで2個4ユーロ!
日本人でしかも観光客的にはそんな高くない、はず、
だけどおばあちゃんちの納屋にごろごろ転がってそうな
サビサビのガラクタカギに2ユーロ、しかも店員感じ悪い、というので
ダンナには最後まで納得いかなかったもよう。
その後もプリプリしつづけるダンナ、でもダンナはふだんから
日本とか外国だとわりと人に対して甘くてゆるいのです。ああ、財布のひもも。
でもフランス、とくにパリで感じ悪い人に遭遇すると我慢がきかない、
この現象は一体なんなのか。私はパリにもフランスにも期待をしたことがないので
よほどのことじゃないかぎり別に大して感じよくないくらいではあまりなんとも
おもわない。だって、ここ、もともと無法地帯のパリだぜよ??
何をそんなイノセントなウブ娘のような期待をしてるのだい?みたいな。
というわけでそんなかんじでボブのカギを通して
自分たちの「物事の捉え方の違い」を改めて認識したわれわれ。
勝手にワーといいあって、
勝手に解決して、
勝手にゆるしあったりしました。
ボブたち、若干ひいたかも (笑)
最後にまたキャフェにて得々と自分の意見を述べ続けるダンナ。
それをおおらかな仙人のように優しく受け容れるボブ。
やっぱり遠目に一瞬売人風のスウィートでステキなふたりなのであった☆
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