麗しのインドから帰国して以来、
ダンナは速攻社会復帰しそれなりに体力も回復して
楽しそうに過ごしている。
ダンナが元気であればそれだけでありがたい。
が、私は逆に
フランスに帰った日以来体力がみるみる低下し日に日に弱った、
現在は連日の度重なる腹痛と腹下しで憔悴しきっている・・・
これが噂の「インドの洗礼」とやらなのかしら・・
なんにせよ帰宅後でよかった 😕
昔から牡蠣にあたってかなりつらい食中毒になる体質だけど、
今回の症状はあれの「嘔吐ない版」みたいなかんじでしょうか。
でも嘔吐がないだけ体的にはすごくマシ、
もう何も吐けないのに
吐き気が止まらない時は本当に死ぬしかないんじゃないかって
いうくらい苦しいから、それがないからまだいい方・・・
しかも体から色々抜けすぎで逆に幾分肌がスッキリしたような・・
外国暮らし長くなってくるといろんな意味で
物事をおおらかにとらえられるようになるんだわ・・・。
それにしても私いったいいつ頃真人間にもどれるのだろう。
まあでもいつも何かとバタバタしてすぎているから
こんなゆらゆらした強制休養はちょっと楽しかったりもする。
「何もすることがない」
と
あえて
「何もしないことにする」
は似ているけど
だいぶ非なるもの
ところでこちらの写真の場所は
アグラという町にあるイティマド・ウッダウラー廟、
またの名をベビータージ。タージマハルのスモール版みたいな。
実は私、今回インドで初めて訪れた超メジャーなタージマハルや
ほかの歴史的モニュメントよりもどこよりも
このベビータージが個人的に一番印象深くお気に入りです。
敷地内に足を踏み入れた途端
この土地が放つとびきりの至高感に参った、
まるで楽園にいるような気分になれる場所。
インドは外の世界の喧騒はげんなりするけど
一歩足を踏み入れるとまるで別世界みたいに
平穏で守られたユートピアのような空間が多い。
王子様で何不自由ないパレス育ちのお釈迦さまが
それまで穏やかで美しいものしか見たことがなかったのに偶然
外の世界にはびこる病、死、貧困など現実のハードさを目の当たりにして
ひどい衝撃を受けたことが悟りを開くきっかけになったというお話は有名だけど、
この国にいると
そのかんじがとてもよくわかる
楽園仕様にできた場所と、
そうでない場所の差が
本気で雲と泥くらいの差。
できることなら
永遠に内側のユートピアで過ごしたいと
常人なら
おもうんではなかろうか。
なにもかもがはちゃめちゃに内向的すぎる私は
「外に出ること」の勇気について改めて思いをめぐらせた。
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