の続きになります。
元々私が漠然とフランスに目覚めたきっかけは
エッフェル塔やフランスパンよりも
中世あたりの王や歴史のイメージから。
いまでこそフランスやパリはそのネームバリューと
ブランドだけでかなり優雅に食べていける仕組みだけど
そういう下地があるのはここに眠る方々の力に負う
ところが少なくない。
ソフィア・コッポラの映画
「マリー・アントワネット」はいままで
フランス宮廷文化にもマリー・アントワネットにも
なじみが薄かったであろう層のハートをがっちり
掴んで一種のカルチャーに押し上げたという意味ですごい。
映画はパステルのボンボン(キャンディ)・マカロンな色味に
徹してキルステン・ダンストがかわいらしく演じているが
実物のマリー・アントワネットはもっと面長であった。
王政復古後造られた
ルイ16世とマリー・アントワネットの座像
フランス革命で国が混乱していたために
後年になって漸くここへ移されたという、
おそらく彼らの遺骨とおぼしきものはこちらの
黒い大理石板のところに置かれている。
とても荘厳で、現実世界と隔絶されたかのような
不思議な空気感のあるサン・ドニ大聖堂。
フランスがフランスである理由を今一度
考え直す場所。
France Forever
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