イザベル・ユペールという
フランス女優は、いわゆる
カトリーヌ・ドヌーヴのような
派手さもなく、目立つ美人でもなく
どちらかといえばかなり地味で、
質素な雰囲気で、以前横浜のフランス映画祭で
実物を見たこともあるけどやはりかなり地味で、
小柄で控えめなかんじで、薄い・・だけど出演作品は
べらぼうに多いし、なんとなくテレビで映画みてると
ちょろっと出てきたり、(主演にこだわるでもない)気づけば
フランス映画に限ることもなく海外作品にもサラっと出ていたり、
サラっと英語話したりもしていつのまにか国際派女優でも
あるのに、やっぱり地味なのである。

THE DISAPPEARANCE OF ELEANOR RIGBY
演技なんかもシレっ、サラっとした顔でものすごい
エグいことしたり言ったりもするんだけど、なんだか
つねに軽やかでフワリとしている。
そしてなによりも驚くべきことにイザベルは、
ひっそり地味に、しかし確実に常に
だいたい若い。若いというか、それといって
「私、若さ保っててイケイケ、美魔女なのよん!」
というガンバッテル感もボトックス感も主張も
全くないのに、あれ、そういえば、、、大昔から
気づいたらほとんど様子が変わらなくない??
とハっとするような驚異的若さを維持している。
どちらかといえばわかりやすい美女に傾倒しがちな
私だけど、最近そのことをすごく意識しだしたら
私の中で彼女に対するリスペクトの念が急きょ
ブクブクに生じ始め、ひそかに崇めるように
すらなっている!いずれにしても
「ザ・女優ざんす☆」
という派手さはないけど道を究めるプロの職人の
ように地道・着実にコツコツ映画職をこなす
イザベルのような人物はフランス映画界の
屋台骨のような存在といえるで賞。
さて、なにゆえに唐突にイザベル・ユペールを
語るかといえば、こないだブラジルいたとき
滞在していた場所がリオデジャネイロの
「コパカバーナビーチ」という有名ビーチの
ど真ん前だったのだけど
コパカバーナビーチを散歩するたびに
思い出したのが、件のイザベル・ユペールが
数年前実の娘ロリータ・シャマと共演していた
フランス映画、その名も
Copacabana(2010)
内容は確か素行と思考がややぶっとんだ
ダメ母(ユペール)が娘(ロリータ・シャマ)に
ダメの烙印を押されたうえ恥なんで結婚式
来ないでほしい的なことを言われへこみ
ダメ返上をもくろむもやっぱどうにも自由すぎて、、
みたいなかんじだったように記憶、そんな
自由母憧れの地がブラジルのコパカバーナで!
というノリだった(ように記憶)ので当時から
ふ~んコパカバーナってとこはそんないいとこなの??
と気になっていたというわけで。
💃
そんなこともありコパカバーナを初めて見た時は
「コレガアノコパカバーナカ!」とちょっと嬉しかった 😀
現在このあたりは世界的にすごく人気のあるスポット
でもあり、地価も急上昇でビーチ沿いのマンション
なんかは不動産価値もどんどこあがってるとか💵
もう一本、これも数年前に見た
リオデジャネイロ舞台の映画
Rio Sex Comedy (2011)
なんだかダイレクトすぎなタイトルなので
子供が見てはいけない映画なんじゃ??と
一瞬ひるみますが大丈夫、イギリスの秘宝ベテラン女優
シャーロット・ランプリングが出ているんだから
目をとおさないわけにもいかない。というんで拝見し、
リオから帰ってすぐおさらいにもう一度見直した。
映画自体はドタバタコメディでなんということも
ないんだけど数日前リオで見た風景がことごとく
かぶるので、あーこのシーンはあそこかな??とか
思い出すのがだいぶ楽しかったです。
シャーロットもこれまたものすごい
女優さんで若い時は抜群に魅力的な
ミステリアススレンダー美女だけど
老いてからもそのまんまの自分を堂々さらけ出し
へたに若作りもしないけど勝手に自然に存在感が
あふれ出るタレンティッドな人物。彼女もイギリス人だけど
フランス語堪能だったりしていろんな国の映画にものすごい
さらりと気負いなく出てきちゃうところがイザベル・ユペールと
共通しているかんじ。
それにしても若いころのまばゆさったらもう🎆🎆🎆
と、まあそんなこんなで
普段からいろんな映画を見ておくと
旅行の時なんかにまたいちだんと脳内テンションが
あがったりするな、という思いが強まるリオデジャネイロ滞在でした(*´з`)
