私とダンナは我々の家を
「海外からの中継地点のインスタントハウス」
とよぶ。我々にとってかなり快適な作りには
してあり、もちろん愛着もあるけれど、いわゆる
何年もかけて作られたチャームや味わいのある
家かっていうとそうでもない。人を呼びたい家、
ではなくあくまで自分たちがしっかり休息を
とり回復、リフレッシュしてまた次どこかへ
旅立つための家。いわば一定期間籠って
思考や体力を養うための空間。
ひるがえってアレックスの家は
他者に対していつもオープンで
開かれたかんじの家。


いつ行ってもきちんと整っていて
そしてなにより古くて美しいものがたくさんある。
最近加わっていたのは
「動物の尿袋」でできたスタンド!

アレックスもアレックスのママ、ニコルも
二人とも率先してこういう
「ふるきよき時代のもの」を愛でて
収集している人たちだ。
私も古いものやアンティークが
大好きなんだけど残念ながら彼らのように
うまく家の中やインテリアにとりいれる
ことがあまり得意ではないみたい、、だから
全てがうまく調和している彼らの家で
そういうものを眺めるのがすごく幸せ。

ちなみにこないだは普段あまり入ることを許されぬ
「アレックスの部屋」への入室を許可される。
ここは年中気ままに生きる独身男の
部屋そのものといった風合い。色んな国で
買ったりみつけたり贈られたりしたいろんなものが
少し雑多に、でもチャーミングにちりばめられていて、
確実に自分の好きな物しかおいてない場所。ダンナは
日本の実家に残されし私の「時が止まった」部屋とやや
かぶるというんだけど、そういえば単独日本にいると私も
わりと「年中独身女風」のナゾの雰囲気をまとっているので
我々はちょっとカブる。。笑






この鶏みてたら手塚治虫の「火の鳥」が
猛烈読みたくなった。?

手塚治虫のマンガにはいっぱいいいことが
書いてある!彼はリアル哲学者じゃないかってよく思う。
ゆったりブランチはニコル不在のためガッツリ
フランス男子メシ、
ブーダンノワールとリンゴのコンポート。
その組み合わせまじ?と思ったら
これがむちゃくちゃ合う!コンポートは
もちろん庭のリンゴで手作りしたもの。
このあたりから低めだったアレックスのテンション、
通常モードにお戻りになる 😉

