ちょっとした高価な衣類や宝石が
私の人生にほんとうに必要であるのか?
といえばそこまでそうでもないんじゃないか、
カメラを落としてぶっこわすたびにそのことを想う。
なぜなら洋服はものによっては年間数える
ほどしかつかわないものばかりだし貴金属は
常時身に着けるもの以外ごくたまにしか
登場しないものも多い。しかしカメラは、
とにかくどこへいくにもいつも肌身離さず
必ず携えていて今の生活に絶対的に
不可欠なもの。
カメラ、財布、パスポート、
この3種の神器があれば私はいまのところ
いつなんどきどこへでもいける。

だから10万円のコートを買うならカメラの
ストック買った方が?とよくおもうのに、
そうしない。パンツくらい、(下着!)毎日
すごいヘビロテ、なのに軽んじられている。
衣類をかう頻度でカメラを購入していれば
壊れた時にもそう慌てないんじゃないか?
でも、そうしない、
壊しても、なんだかまだイケる、、、と思って
使い続ける。そうして使い続けられるのは
我が家の機械伯爵ザ・ダンナーが
Youtubeなど見よう見まねで修理技術を
開発してちょこちょこ直してくれるから・・
メーカーに修理だしたらおそらく
何万円かかかるとこをザ・ダンナーが、
一瞬ネジ紛失事件起こしてパニックとか
しながらもひととおり改善してくださる。
いい方だ。

そんなわけでいつも行く先々いろんな場所で
写真をいっぱい撮って楽しく暮らすことができている。



ふたたびアレックスの家、
リビングをみまわしたら椅子の上に
チーズが乗っている、
「なんで冷蔵庫いれないの?」と
きいたら
「チーズは冷蔵庫にいれたら
風味が損なわれちゃうから絶対いれない!」
だって、、、ダンナもわたしもしらんかった、
チーズは冷蔵しちゃいかんてよ

「それよりニワトリにエサやって」
アレックスの指令をうけて
私、感動の鳥さまたちのディナー係り
初めてにしてはなかなかうまいんじゃ?



だっこもさせてもらった
顔は恐竜みたいで怖いけど、
羽根がつやつやですごくきれい♡
この雄鶏は雄々しくて優雅なビジュアルだけど
アレックスいわく「際立ってバカ」だそう


さまざまなる労働のあとは
先日東京でガーリー遊んだ(!)
ノアゼットプレスのあいこちゃんから
いただいた獺祭 酒ケーキをみんなでシェア
お酒のケーキというからババオラムみたいな
ジュブジュブの想像していたんだけどあけてみたら
すこぶるしっとりほのかに日本酒だけどすごく
食べやすいケーキだったので瞬時にペロリ




ちかごろの恋のこと(!)などおしゃべりしてたら
またあっとゆうまに日が暮れた~
ら、ほどなくしてママのニコルが
帰ってきたので今度は家の中で
暖炉炊いてしっぽり集う♥

この時、ニコルが親戚から譲り受けてきたという
とても古い貴重な家族写真を見せてくださった
のであるが、なかでも印象的だったのは
第一次世界大戦(1914~1918)
に従軍された親族の男性の戦争ユニフォーム姿の写真。
幸いにして写真の方は戦争で亡くなられたわけでは
ないんだけど、ちょうどフランスに帰る前、日本で繰り返し
「映像の20世紀」という番組で第一次世界大戦関連の
フィルムを見ており、この戦争の犠牲者や長期化した
塹壕戦のトラウマによる後遺症に苦しまれた方々に
ついてしょっちゅう思いを巡らせていたので今現在
現実にこういった人々の流れを汲む人たちと
自分が濃厚にかかわりをもつことに不思議な
縁を感じた次第。

