デヴィッド・ボウイが亡くなられた
とのニュースに朝からショック???
ながらくかってに不死身の妖精ぽい人とおもっていた。
そしてこの世にイギリス人は星の数ほど
いるわけだけどボウイは物心ついたころから
意識している自分の中の代表的イギリス人。
ボウイのビジュアルの印象が強いからイギリス人て
金色気味で、細長くてきれい、というイメージがいつもある。
あった。
これからもたぶんある。
ご冥福をお祈りする!
(1947-2016)
もうひとり私の中の代表的イギリス人は
映画「アラビアのロレンス」の実在モデル
T.E.ロレンス。(1888-1935)人一倍いろんな
才覚と運を駆使して、あまたの困難な状況や
難題を克服してきたはずであろう人物の
胸の内はなんだかあまりに不器用で
荒涼としている。こないだ彼の本
読んでいて印象深いくだり。
「私はけっして謙虚ではない。
私が、ひと知れず恥じていたのは、
自分の世渡りのまずさであり、
異常なほどの孤独癖であったのだ。
ひとの命令どおりに行動するということは、
思考の倹約になり、ほとんど無自覚に
活動することによって、苦痛を感じる事も
少なくてすむものである。
彼らはきづかなかったのかもしれない、
傷つき弱った魂にとっては、
みずからすすんで奴隷の立場に立つことが、
かえってひとつの誇りともなり、
ひとの身代わりに受ける肉体的の
苦痛のほうが、精神的のそれにくらべて、
はるかに耐えやすいものであることを。」
Revolte in the Desert/Thomas Edward Lawrence
「砂漠の反乱」T.E.ロレンス
