ずっと前からどことなくエキゾチックな名前の響きが好きで
来てみたかったマヨルカ島、丘の上から中心地を見渡すと、、
海に面したサンドカラーとテラコッタの混ぜ合わさったような
地中海独特の色合いの街が浮かび上がる。
なかでもひときわ目立つのが、
真ん中にどでんとそびえる大聖堂
遠くからひたすら憧れているモノに少しでも近づいてみたい、、
それは人情、ってこないだもどこかに書いたような?
というわけでこれは絶対訪れねばならない!
マストマストマスト、わりかし早く閉まるという噂を
きいていたのでダンナと猛ダッシュ。
以前ペルーの教会で見たのとよく似た
構図の聖母画を発見!
いつもなにかと欧米諸国うろうろしているので
教会や大聖堂はかなり頻繁に訪れる。
見学させていただく、と、現地の神様にご挨拶、
(お願いごとはしないもうしわけないから!)
みたいな気分と、なによりも教会というところは
貧しくとも富めどもいろんな意味で歴史的に民の
お金が集中してきた場所であるためその国、その街の
文化、宗教芸術レベルなどもおおまかにチェックできるので
率直に興味深い。
そんななか、パルマ・デ・マヨルカ大聖堂は個人的に
カリスマティックな外観も内部のクオリティも大変素晴らしい
大聖堂だと感じた。
入場料が7€、と、ここからもうパリのノートルダム(タダ)あたりと
差が生じているわけだが、入場料とるくらいなだけにきちんと
維持費も手間暇もかけてあるようで見ごたえたっぷり、まるで美術館!
最近パリで美術館などに行っていないのが気になっていたので
久々にいにしえの芸術品を眺めて惚れ惚れした。本当に惚れ惚れする、
お世辞じゃなくて、大昔の一級品を見ていると率直に感性が喜ぶ。
「輝くような美を好ましく思う心」
この感覚はもう人間としての根底からの欲求ではないだろうか
それからこの大聖堂について特筆すべきは1900年代始め、
礼拝堂の一部が、かのサグラダ・ファミリアなどで有名な
スペイン建築家アントニ・ガウディ
によって修復されたこともあり
建築的には「すごく古い」の中に「あえてアタラシイ」な
ガウディテーストが共存しているというなかなか
チャレンジングで高い芸術性を擁していること。
普段、ガウディがすごく好きか?ときかれれば
「うーん、それなりすごいとはおもうけど、べつにそこまでは、、、」
と思うのだが、スペインで生のガウディ建築見るとやっぱり
そのちょっとぶっとんだ雰囲気に素直に「ひゃっほーわおわおわお!!」 😯
と感動してしまうものなのさ。
サグラダなんかも本当に長時間見惚れてしまう、なだけに、
ガウディな教会(一部)いきなり目に飛び込んできたときは
やっぱりひととおり感激✨✨ガウディ様よおおお、、となる。↑
しかーーーっし!
その隣にある、さらにさらに、前衛的な
アーティスト、ミケル・バルセロが2000年代に
作ったという地獄のように暗い礼拝堂には私とダンナがっつりどんびく。
「こ、これはちょっとないよね、、、」
いくら芸術性がどうのこうの言っても、
素人目にこれはモヤモヤだしダークすぎる。礼拝する気も失せるというか、、
やっぱりエンジェルとか希望とかゴールドとか天国とか、
そういうきらめきポジティブな世界を感じたいであるからして。。
と、まああらゆる意味で見ごたえ満載の大聖堂、
パルマ・デ・マヨルカを訪れたら必ず見るべし!
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