ティーンの時の私にとって衝撃だった
フランス映画作品なるもの、
いくつかあるけど、
パトリス・ルコント監督の「髪結いの亭主」(1990)
“Le Mari de la coiffeuse”
この映画は自分的にフランス洗礼映画、
みたいなかんじ、すぐにマイケル・ナイマンのサントラを
入手して、それ以来ずっとナイマンの音楽は私の人生の
一部だし、ルコントの作品も全チェック、ルコントは
残念ながらこの映画とこれの前の「仕立て屋の恋」で
出し尽くしてしまったのかその後の作品はたいして好みではないが。
それからパトリス・シェロー監督、
イザベル・アジャーニ主演の「王妃マルゴ」(1994)。
“La Reine Margot”
ハリウッド女優に比べ地味なアジャーニの
魅力はこれを見るまでいまいち判然としなかったけど、
これを見た後はうってかわって超崇めるようになった。
当時すでに39歳なのに瑞々しい白い肌の質感と
衰えぬ美貌の勢いと威力はすごくって、
これぞ「ザ・女優魂」というかんじ。
さすがに60越えた現在、
メディアにひっぱりだこの息子
(ダニエル・デイ=ルイスとの息子ガブリエル・ケイン)
とたまに雑誌など出ると、
アジャーニ様、ご無理をなさっている!という
むりぐりの雰囲気がすごいのだが、
この当時の驚異的美しさったらもう。ひたすらため息。
美女の自覚ハンパなく、かなり長きにわたり自身の
神秘的美貌イメージのキープにもこだわってきた人である、
ので、そこも尊敬。
今はご無理をなさっていて、ふとした瞬間
「カルチャー・クラブ」のボーイ・ジョージにかぶったり
する瞬間もあるけど、それはもうしかたない。
ダンナに一応「王妃マルゴて映画どうおもう?」と聞いたら
「子供のときアジャーニの裸見れてドキドキした映画」
だそう。見る人によって捉え方様々ね・・・
ついでにいえばこれはブルボンになる前の、
ヴァロワ王朝のお話だったので私はこれをきっかけに
フランス史を学校の授業とは関係ない次元で
ひっそり黙々勉強。など。
いまみたらタイプじゃないのだが、映画的には
アンリ3世を演じたパスカル・グレゴリーに
ちょっと恋をしたりして!(写真黒ロン毛)
そんなわけでこれらは私のなかで
影響力ブッチギリのフランス二大映画。
目を輝かせながら、ため息つきながら、
フランス!すーーーごーーーーいーーー!
もういっそフランス人になりたいよ!と、
何回も見て思ったものだ。
いま見たら、きっと
「ふむふむ。そうね。OK」
で、終了するとおもうけど、
当時、島国の中高生にとってはこんな
刺激ってなかった、おませに渋谷の
Bunkamuraなんか通うのが趣味だったものよ!
で、なにゆえになつかしの私的青春映画を
語るかと言えば、この二本、
wikipediaによるとまんまと「映画の中のサンリス」に
リスティングされていたものだから、それを見て
懐かしさとびっくりで、思い出したというわけ。
こないだダンナとなんとなーーーく、
おもいつきでお散歩しにきたのが、
パリから北のほうにある小さな街サンリス。
フランス王家始祖ユーグ・カペーゆかりの地
であるというのは前記事でしたためたけど、
映画舞台としても頻繁に使われているというのを
知って、なるほどと思ったのである。
たしかにヒストリカルでチャーミングな
旧市街はロケ地としてかなり使い道豊富そう。
そんなサンリスで見つけた我々お気に入りは、
Le Comptoir Senlisien
というカフェ。
かわいらしい内装に、食欲をそそる
おケーキたち、、
コーヒーの種類たくさん、
紅茶もマリアージュフレール種類豊富、
などなど、選び甲斐たっぷり。
この日はカフェ気分だったゆえ
我が家の天然・ユーグ・カペー?と
コスタリカとかイタリアのカフェ
薔薇、スミレ、ピスタチオ味の
衝撃的カラフルなパウンドケーキも、
チーズケーキも全部スウィートでむちゃうまでしたので
サンリス行ったらまたここでお茶するな、というか
次回はランチトライしたいと思ってる
帰り際、自宅のフレンチプレス用
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