こういっちゃなんだが、
マリリン・モンローは静止した
写真の鮮烈な印象と、そこらの映画の
脚本顔負けのドラマチックすぎる生き様が
印象的すぎて、それだけで満足なため
彼女の出演する映画作品を改めて見ようと
いう気に、いい意味でさせない女優である。
かなり昔に出演作品を何本かがんばって
見たけど、いまいち退屈な映画にばかり出ている、
のは間違いない。しかしながら5月から
「ララランド」
激ハマリ現象の影響で、
アメリカの古いミュージカル映画を今一度
きちんと勉強し直す企画というのを
個人的にすすめていこうと思いたち、
手始めに
「紳士は金髪がお好き」
というスーパー古典作品をじっくり見たら、
なかなかおもしろいじゃないかねきみ!!
有名すぎる、何度もオマージュされている
『ダイアモンドは女の親友』
Diamonds Are A Girl’s Best Friend 歌って踊るシーン。
改めて見るとピンクと赤のコントラストやら
後ろのバレリーナ風踊り子やらマリリンの
一挙手一投足やら、じゃらじゃらのダイヤモンド(風)
アクセやらいろんな意味で全然色あせずむしろ常に超新鮮!
宝石大好きマテリアリストの強欲女子
ローレライを演じるマリリンだが、やっぱ
マリリンはなにかとかわいい。ベビーのような
肌質やら、悪意のなさそうなキョトン顔やら、
欲深い設定のくせに全然憎めないかんじが
プンプンでよい。
女優だから、まあ演技であって根っから
こんな能天気な人ではないはずなのだが、
そういう意味で十分ウマイ。
オールドハリウッドの古い映画や、
昔の映画の作り方、昔の女優だけが出せるオーラ、
これはこれですごく好き。
ついでに、果てしなき「ザ・女優魂」モノ映画
といえば、数か月前に見て異様に感銘うけた
ビリー・ワイルダ―監督の「サンセット大通り」
も実におもしろかった。これまた往年の名作
として最強有名だけど、若いころは最後までしっかり
見れなかった映画のひとつ、、(白黒が苦手である)
が、今の年齢で見てみると、いろんなことが自分の
好みだったり、ツボだったり、いいことづくめ?
な作品。グロリア・スワンソン扮する
主人公ノーマ・デズモンドの
イタさ100%全開の演技も素晴らしいし、
(今ならもれなく彼女の気持ちもわかるお年頃である)
落ちぶれたがしかし、元大女優の家のゴージャスに古ぼけた
いい意味でシャビ―なインテリアやら細部に用いる小物小道具、
ファッションなども見どころ満載。
「押さえておくべき古典」
というのは、映画だけでなく文学にも同じことが言えて、
若いころは冗長で退屈だな、、と毛嫌いしていた
古典名作を今さらある日読み直すと新しい発見が
多々あったりすることがある。
こればっかりは年とってからの発見、
てか、楽しみであろうかな。
ちなみに、マリリンはジョン・F・ケネディ大統領
と弟のロバートと不倫関係にあったのは有名だが、
グロリア・スワンソンはそのケネディ兄弟の父親
ジョセフ・ケネディと不倫していたことがあるらしい。
スター女優とパワフルな男たちはなにかと
縁が濃いというか、、
ケネディ家の好色はもはや伝統なのだった。
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓