よくよく観察すれば中身や行いが
いまいちだな、という場合はそのうち
見放されたりもするのだろうけど、
それでも尚なににおいても一見して
ビジュアルが悪いよりは、いい、
というのは得をする確率が絶対的
高めだろうと思う。なかなかに見目麗しい、
圧倒的に美しい、スタイリッシュで素敵、
とかいうのは、男女問わず人間でも、動物でも、
場所でも空間でも、なんでもある種の説得力を
もって他者をひきつけてやまない。
なぜかって?
パリがそうだなとよく思うからさ。
蓋をあければとんでもない(日本などと比較)
と思うことが多々あっても、それでもここは
そのビジュアルと長年培ったパリという
ブランド力の持つイメージでずいぶん得をし、
それで成り立ちやれてきている場所だから。
パリのパッサージュなどもそういうとこが
多分にあって、とりあえずむちゃくちゃ
かわいくて歩くだけでウキウキするのだ。
しかし重要なものは特にない、というか
空きテナントばっかだな、と感じたりもする。
(イケてすぎるビジュアルに対してかわいく
なさすぎの家賃によるものか?)
こちらはモントルグイユ通りの近くにある
パッサージュ・デュ・グラン・セール
Pssage du grand cerf
ある日友達の買い物つきあいでとびきり
ラブリーな手芸ショップへ。
色鮮やかな毛糸、布やリボンやボタンやアップリケ、、
何見てもかわいい!と、思うけど
パソコン打つ、とかみかん?剥く、くらいが
スタンダードの手先使いの私は手芸がおよそ
ほぼできないためこれらの品々は目の前にあるけど
実は雲の上にあるというからくりの手に届かない
綿菓子のようなものといえる。。⛅
ついでにかわいいパッサージュは、そこにいる
人たちもなんとなくかわいくオシャレで、もうあと
数秒もしたら「ララランド」もしくはジャック・ドゥミ
のミュージカル映画みたいに突然ステップ踏んで
歌って踊り始めるんじゃないか?というような
妄想をも楽しめるのである。
そしてまた別のある日、、
こちらはパッサージュ・ギャラリー・ヴィヴィエンヌ
歩いていたら、天井全面鏡張猛烈に内装オシャレすぎる
レストランを発見し、ガラス越しに眺めながら友達と興奮
「夕飯帰ってから食べるのめんどいし、
これはもう入っとくしかなくね?」
19時オープン同時入店したらすぐ席もらえた
けれど、基本的には予約しないときびしい
ようで、平日夜だのに、気づけば激混み。
しかもなぜだか英語圏?の客が多く、
英語なまりのフランス語やら英語がよく
飛び交う、かつ、パリじゃあまり
みかけないビジネスマン、いわゆる
スーツ着用族の率が大変高い。隣の席の
中年スーツに至ってはとても若くてきれいな
女の子と食事してウハウハなかんじだったので
友達と「援交とかってパリもあるかな?」
という話をしたりした。しかし自分くらいの
年になっちゃうと本当に他人から援助とか
まずもって可能性がないなとしみじみ思う。だからって
若い時もよその人に援助してもらったことはないのだが。?
さて、店内かなりオシャレビジュアルですが、お食事はわりと
普通かな?個人的にイタリアンに関してはパリより日本の実家
近隣の名もないイタリアンのピザやパスタのほうが全然美味
だと思っているのでもうこれはどうもしようがないのですが、、
いずれにしても雰囲気はいいかんじなので興味あれば
予約していかれるといいで賞!?
DAROCO
6 rue Vivienne 75002 PARIS
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓