連日、フランスで様々なシャンブルドットや
メゾンドット(B&Bまたはゲストハウス的個性溢れる宿)
に宿泊していると、各地で出会うオーナーさん達
皆それぞれ個性バラエティ豊かでおもしろい。
南仏・ゴルドやその周辺、セナンク修道院
などいろいろまわって、ちょっとした山道など
通り、その日宿泊するリュベロン地方、
リュストレル Rustrelにあるお宿に到着すると、
スレンダーで無造作にまとめられた金髪が
こなれて美しいマダムがお迎えくださいました。
Maison d’hôtes La Forge
(メゾンドット・ラ・フォルジュ)
マダムは大変気さくでおしゃべり好きの
キュートな女性で、1ふると15返す、くらいに
お話好きの方で、20代の子供(双子)がいる
と言ってたから推定50代くらいなのだろうけど
時にまるで少女のようにキラキラした顔で
話される姿がとびきりかわいらしかった。
そんなマダムは
「私ってとにかくなんでもやってみたいタイプなの」
とご本人もおっしゃる通りこの宿の改築工事やらなんやら
もうほとんど自分でこなしたそうだ。フランス人のことで
私がとりわけ尊敬することといったら、この計り知れない
DIY能力に尽きるかも。アテにできる業者見つけるのが
厳しい世界なので何でも自分でやる人が多いのだが、本当に、
プロ顔負けに器用、、というか、フランスあたりじゃ
工事に関してプロ、アマあんまり関係ないかも。
友達なんかでもみんな普通に自分で家を改装している。。
ちなみに夫婦そろってその能力ゼロの我々が
引っ越すのをいつも渋るのはこの国でしかるべき
工事を速やかに行える工事業者を見つけられる保証が
あまりにもないからっていうのもあるくらい。
工事考えるだけで力抜けるっていう。
そしてまた、印象的だったのはマダムのスタイル。
ファッション的にちょっとしたカジュアルな装いなんだけど
抜け感とか身に着けているものひとつひとつのセレクト絶妙
なかんじでなかなかオシャレなのだが、よくよく聞けば
ゲストハウス開く前はアパレルのショップを
経営していたとのことでなるほど。きわめつけ
趣味として莫大なコンバースコレクションを
持っているとかで、シャイニーレザーやら
スタッズやらヴィンテージ風合いなど面白いかつ
ただならぬハイカットコンバースを毎日かわるがわる
はいていらしたのでコンバースファンの友人チャマ(芸名)と
「本日のマダムのコンバース着こなし」
をふたりでよく賞賛しあったものだ。
朝食はこんなかんじで
やっぱりクロワッサンや美味なるバゲット
がっつりお出しいただきました。フルーツは
ご主人様がカットしてくれるのだそう。
夜もこちらの共有スペースを使わせていただき、
セナンク修道院で購入した
マスタードやジャム、チョコレートなど
つまみながら4人で宴に興じる日々
ところで、ここで出会った、マダムの
巨大すぎる愛猫に私は心の底から一目ぼれした。
がんばれば、あんた虎の子?か?
というほどの大きさに育つという伝説の種
メインクーン(Maine Coon)。実物見たのは初めて!
庭からのそっと出てきたとき、本当に
野生動物が出現した??!!と一瞬びっくり
したくらい、優雅で美しくそしてデーカーイー!
マダムはたしか3匹飼っていると言っていた。
そこでアンケート開始、
この猫飼うにはどうしたらいいですかタイム。
まず、私は猫は犬よりも飼い主留守に強いと思っていたのだが、
マダムいわく、留守すると彼らは基本自分らではなにもできなく
なってしまうため、二日以上とか絶対家をあけられないとのこと。
それから長く美しい毛の処置は相当大変で、しょっちゅう
ブラッシングしてあげないとすぐゴロンゴロンになるから
ひたすらブラシかけ&抜け毛すごいから自分は黒い服は
もう決して着られない。
あとよほど気を付けないと悪徳ブリーダーに騙されたりも
するから注意。私は勝手にペットショップよりはブリーダーから
直接購入の方が安心なのかなと素人的に思っていたのだが、
マダムがブリーダーから買った一匹は重度の病気を患っている
ことが数日後発覚するも交渉の余地なく自分が必死で病院通い、
看病することになった、などなど、いろんな苦労話を聞いて
また勉強になりました。
動物と生きることの責任の重さたるや!!
道のりはまだまだ長く、まだこれからも人様の家の
動物さんたちをうらやんで過ごすことになりそうだ???
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