うちのダンナ、私にあこがれているし
(あこがれの日本人だから)
私の真似ばっかりするし
(私のもつ日本特権自分も欲しい勢い)
日々意識的に日本人ぽい生き方をしているのだが、
食の好みに関してはまだまだわりとフランス寄り
なのねと思う瞬間が多々あり。マルシェの
お惣菜屋さんに立ち寄り嬉々として
ブシェ・ア・ラ・レーヌ Bouchées à la reine
など買っている姿を見るとやっぱり十分仏人だね☆
ブシェ・ア・ラ・レーヌとは、フランスの
ガストロノミー定番めな、バター&クリーミー
たっぷりのこってりベシャメルソースに子牛の胸腺
(シビレ)という特殊な部位やキノコ、ハム、鶏肉を
詰め込んだパイ包み料理のこと。
(亡くなったブルターニュのおばあちゃんが
これの黄金レシピをもってたらしい✨)
ところで、ブシェ・ア・ラ・レーヌの、
「ラ・レーヌ」とは仏語で「王妃」という意味。
なんで?突然食べ物に王妃ついてるんだ?と
ある日ハタと気になり、異国にいたであろう
ダンナにお尋ねしたらすぐ調べてくれて由来見てうけたコチェラ↓↓
「マリー・レクザンスカ Marie Leszczyńska
がルイカンズ(ルイ15世)に昔のように
抱いてもらうためシェフに作らせたらしい。
効果なかったけど!」
ダイレクトすぎる表現だけど、要は情熱の
離れてしまった夫である王の寵愛を取り戻すべく
王妃、誘惑目的で作らせた料理的な。
ルイ15世といえば、マリー・アントワネットの
ダンナさんルイ16世の祖父。国費ガンガン使っといて
自身はいずれ孫や嫁が処刑されるともつゆ知らず
どちらかというと愛人たくさんかこって幸せに
暮らしたというイメージがあります。しかも
件の愛人ポンパドゥール夫人やデュ・バリー夫人
が有名すぎてそういえば本妻この人だったんだ、、
とつい忘れられがちなマリー・レクザンスカ。
もう、今度からブシェ・ア・ラ・レーヌ食べるたびに
絶対彼女のことを思い出すだろう。料理のおかげで
一生私の胸に刻まれるマリー妃であった✨
さて、そんなこと思い出していましたら、
そうそう、こないだすごく久しぶりに
マリーも暮らしたヴェルサイユ宮殿に
いってきたのを更に思い出した。
いつでもいけるとなると
なかなかいかぬヴェルサイユ、、、
市街に入ると普通ならそっけないはずの
銀行ケッス・デパルニュでさえヴェルサイユ効果きらめく、、✨
今回はトリアノン宮殿メインで見学♡
下の写真の奥にある絵画は
マリー・レクザンスカ
ルイ16世前のヴェルサイユの歴史、
意外とちゃんと記憶できていないんだな
と改めて思い知る。
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