いまだにダンナとまるで大学生の続きで
学生寮みたいな気分で暮らしている我々で
あるからして食器にこだわりをもつオシャレ奥様♡
ということは私は全くなくってまあまあ
なんとなく入手した好きなものとかもらいもの
など使ってしまっていて抜け感満載。
でも美しいもの見て歩くのは好きである。
ムスティエ・サント・マリーはファイアンス焼きの
一種であるその名も「ムスティエ焼き」という
陶器の栄える町としても大変有名で、
確かに歩くとあるあるあるある、
そこら中に陶器のお店があるのです。
値段はなぜだかピンキリで、大量お土産風から
アート性高いもの、伝統の極みまっしぐら、など
チョイス満載。
自分一人で見てたなら
「ムスティエ焼きキレイだな!」
と思いながらもたぶんそこまで入れ込まずに
終わったとおもうのだけど、日本からムスティエ焼き
目指して?来仏していた友人チャマ(芸名)が
運命の逸品ムスティエ探しをしていたので
その情熱にもれなく便乗。
此度私もかなりつぶさに物色することとなった。
まず手始めに陶器の歴史を把握せにゃ、、
というわけで町の中にある博物館を訪問☆
Musee de la Faience (ミュゼ・ド・ラ・ファイアンス)
この日は女史二人行動、道先案内人ダンナー不在
だったので迷うかな?と思ったけど、
小さい町がゆえ、基本迷いようがないのであった。
場所は市役所のお隣。
ルイ14世が宮廷の食器に採用したあたりから
栄華を極めたというムスティエ焼き。
ルイ14世自身はアポロンモチーフを好んだとか。
ヴェルサイユスタイル、他にもジャガイモの花モチーフ
があり。「ジャガイモの花」ってショップで店員さんに
言われるたびに「へ?ジャガイモって花あるの?」
となったけど、とにかく、ジャガイモの花は
ムスティエ伝統モチーフなのらしい。
一番うなったのは下の写真「グロテスクスタイル」
のエロ様式だろうか。こんなの陶器に描いちゃうあたりが
やっぱフランス人やるときゃやるなっていう。
堂々卑猥ってのはしっかりアートね。
そんなわけで博物館でしっかり
お勉強し、町中のショップをほぼほぼ見て回り、
あーでもねーこーでもねーと散々ふたりで悩んだ。
というのも、ちょっとするとすぐ100€くらいいってしまう
品物が多いので一生物選ぶ気分でかなり真剣勝負なのだ。
最終的に、いくつかの候補の中よりチャマが清水買い、
運命の2枚のムスティエを購入したのはおそらく
町一番品の良い品ぞろえのショップであろう
ボンディル・ア・ムスティエ。(Faïence Bondil)
私とチャマの持ってた南仏ガイドブック
などにもガッツリ掲載されていたのでお店のマダムに
「このお店もれなく日本のガイドブックに載ってますよ!」
とちょい興奮気味に見せながら伝えるも、マダムは
そんなの慣れ慣れらしくって
「そうなのよ、うちしょっちゅうメディア掲載
されるの♡」と分厚いスクラップブックなどを
むしろ見せてくださった。実際このお店、保証も
手厚いかんじだし、マダムはそれぞれのお皿に
まつわる説明を大変丁寧に心をこめて指南くださったりと
実にいい雰囲気の中で欲しいものを決めることができ私たちは
とても気に入りました。(って、私は買ってないんだけどね!)
場所は教会広場のすぐちかく☆ここもやはり迷いようがないです。
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