よほどのオフィス街でないかぎり、
日本のランチタイムは、主婦が集まりランチを
している光景にしょっちゅうお目にかかる。
入ったレストラン、完全に女性、しかも
主婦らしき女性しかいないということもしばしば。
それがそういうことはほぼないフランスの人
ダンナには実に奇妙にユートピア的な不思議で
興味深い眺めだという。というのも日本の
実家にいるとき、私とダンナ、うちの母の
3人でしょっちゅう「主婦ランチ」なるものをし
「主婦トーク」に興じるのが恒例なのだ。
ダンナはそれがとにかくものすごく楽しいという。
そんなダンナの口癖は
「ぼく、いつでも日本の主婦になれますよ♡」
さて、そんなわけで近所のレストランは
ちょいちょいチェック、毎度定番のとこやら
たまには新規開拓やら、、というわけで
先日行ったことのないスペイン料理レストラン
をトライすることに。サービスもよく、感じもよく、
お料理もまあ悪くなく、シェフも一生懸命
お仕事されていて好感がもてた、だ、が、、、
しかし、、
最後に来た1500円ランチセットの
デザートが、もう、
えええ??なんらかの冗談なの??
もしそうでないならば、こんなちっさいなら
ちょっといっそつけるのやめちゃったほうが
よかったんじゃないでしょうか???
または、まんがいち在庫、もうなかったとかなら、
言ってくれてもOKだし??というくらい
昨今の我々スタンダード日本ランチ史上類を
見ないほどものっすごく「かけら」みたいに
小さなものだったので驚いた。
しかもわりと大き目の皿に、豆粒のように、
チョコン。それまでなごやかにおしゃべりしていた
我々でしたが一瞬凍り付く。それでもあえてしっぽり
コーヒーを飲み穏やかに店をあとにしたけれども、
出た途端堰を切ったかの如くダンナが
「ちょ、ちょおっとお!!!おかさんっ!
あれ、なんすか!!!??あのデザートの小ささ、
いったいなんなんすか!!??」と戸惑いに始まり、
失望をあらわ、を通り越してしまいに立腹。
我々ももちろん同感、あんなにも小さなデザート、
むしろつける意味あるのか?と。しかも店の方も
シェフもがんばっていらっしゃるかんじで全体に
印象は悪くなかっただけに、最後の最後で
残念感ひとしお。
「あれって今後のために言ってあげたほうが
よかったんじゃない?
いやいやいや、それもなんか勇気いるっしょ、
もしかしたらああゆう主義なのかもだし、
や、でもあのままじゃあのお店リピートされないで
終わっちゃうじゃんかわいそうじゃん、、
でもやっぱいいにくわーー、無理~」と、
再び三人で家でお茶を飲みなおしながら散々
語らったていう。ザ・日本主婦トーク。
と、そんな日本のスペインレストラン事件の
ことを考えていたらそういえばパエリアって
スペイン人の家で食べるのが絶対おいしいんだよな
というのを思い出したのでいまさら去年の
スペインTobarra写真ふたたび大放出。(*´Д`)
スペインの定番家庭料理パエリア、終わるころには
フォークでガンガンこそいで最後までオコゲ部分など
おいしくいただきます。こんなに削ちゃっていいの?
人様の家の鍋だし悪いよなあ、というくらいの勢いで
皆ガシガシおこなうのが印象的だった。
友達の実家はスペインのTobarraという田舎町(本人談)、
夏は連日大盛り上がりでみんないつまでも外で
飲んだり食べたり踊ったりうだうだしたり、という
南ヨーロッパ特有のだらっとした空気がおもしろい。
言葉が通じなくてもなんだかんだよくしゃべり笑う。
とりあえずなにかにつけて笑顔でわははオーライ的な
雰囲気がおなじヨーロッパでもフランスと全然
ノリちがうなとおもう。それにしてもバルで出てくる
つまみがことごとくジャンクなのだ。
スペインは北と南で随分とイメージが異なるかもしれない。
ブタの皮などもカリカリにしてよく食べるようで、
私は「おお!結構イケるじゃん!」としばしばおもった、が
ダンナはちょっとこれは無理、、などなど互いの
ジャンク志向の方向性の違いが浮き彫りになったり、、
奥深きスペインの夏体験であった☆
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓