10代のころ洋楽のMVがたまらなく大好きで
全米トップ40とか深夜放映のUK音楽番組
などは毎週かじりついて見ていました。
そんなある時突然目と耳に飛び込んだのが
グランジムーブメントを作ってしまった
バンド、ニルヴァーナの
「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」
(Smells Like Teen Spirit)という曲。
最初はちと激しすぎるなーとおもったけど
気づけば頭にメロディ残らずにいられない名曲だし、
後日ボーカルのカート・コバーンの顔を
しっかりみたら実に美しい。。
意図的にかっこつけなくても自然にかっこよく、
不健康で、ちょっと汚らしい金髪の王子的風貌、
すごい売れっ子なもののどこか居心地
悪そうに心ここにあらず、ボロい服を着て
身だしなみを整えず、おどけてみせても本当は
すごく内向的であろうと思わせる寂しげ心細い
不器用な雰囲気、この世に似たような人が五万と
いるようでいて誰も絶対カートにはなれないだろうな
という世界の歴史にぶっちぎりオンリーワンなカリスマを
放ったカートは永遠にオッサンにはならないなぜなら
27歳の時死んでしまったから。(1967-1994)
それで今回アメリカ、ワシントン州シアトルに
来たら必ず行こうと思ったのがカート・コバーンが
自殺した家、とその隣にあるという公園
Viretta Park
カートを感じながらしっぽりひとやすみ、、
ここはカート終焉、ゆかりの地ということで
世界中から多くのファンが訪れるようですが、正直
「グランジロック」とか「カート・コバーン」という
象徴から鑑みると想像を絶する静けさとのどかさ
溢れる湖に面した閑静な高級め住宅街といった
雰囲気でよもや脱社会的ロッカーがクスリなど
やり夜な夜な忘我常態で音楽を奏ではたまた
猟銃で自殺、(他殺説も近頃浮上)というような
こととは一切無縁にみえる穏やかな場所だった
ためダンナとふたりで拍子抜けまくる。
おそらく私自身はガス・ヴァン・サント監督
の「ラストデイズ」の影響でもうちょっと
鬱蒼として人里離れたやばい森の奥地みたいな
場所を漠然と想像していたかもしれない。
それにしてもカートレベルの大スターがニューヨーク
だとかロサンゼルスのようなメガメジャー級大都会でなく
あえての「シアトル」にこじんまり住んでいたというのも
なんだか意外におもうが元々おなじくワシントン州の
アバディーンという街出身の人なのでわりと地元の近くに
いたのだなという印象。ヴィレッタパークのカート・スポット
はとても小さな敷地で、カートが亡くなった家はここから
ちょっと屋根が見える程度。現在は別の人が住んでいる
ようなので住人にはちょっと迷惑だったりするのかも、、
そんなわけでのどかな住宅街の一角が
「偉大なロッカー、カート・コバーンの聖地」
となっているのが奇妙にアンバランスでおもしろい。
ちなみに私の日本実家もこじんまりガチ静寂の住宅街
でどまん前に公園あり、そこでダンナはしょっちゅう
運動をしているのだが、、突如ひらめいた表情でいわく
ダンナ 「もしかしてこれっていうのは、僕が将来
カート・コバーンみたいに有名になって死んだらあの
なんでもない日本の◎◎◎公園に僕のファンが集まっちゃう
とかそんなノリっていうこですよね」
とのこと。
私 「うーーん、、まあ、、そだね~ (;゚Д゚)」
さて、カート終焉の家ご近所、
どんな環境で彼は最後の日々を過ごしたのか
というのをチェケラウトするためにも周辺散策。
とりあえず私の見た限りスーパーとかはなさそう
なので買い出しとか大変だったろうから健康な食事は
していなかったのではないかと漠然と感じました。
(アメリカの食事情は精神衛生に影響しそうです)
それから自宅右に下りたとこすぐ近くに一か所
ヌーディスト湖畔ビーチがあって偶然入り込み
気づき「ヒョエーっまじかーー!」
となってたらダンナがさらりと
「僕は今ヌードになれますよ」くらいのことを言いだすが
しかしヌーディストビーチの何がきまずいって知らない
他人の裸とか(我慢きくのはダンナまでだな)私はそう
長時間見ていたくないからそういう不純な気持ちで
こういうとこにいちゃいけないと思い足早に去る。
つづけて湖沿いをぷらりぷらり
途中、グーグルカー発見
水着は残念ながら持っていなかったのですが、
カートも入ったかもしれない
ワシントン湖 Madronaなだけにわたしらも
足だけ浸そう!というとでしばし湖しっぽりタイム
(ここは皆水着着てた)
ふと湖の中をのぞきこむと、そこにひと際
きらきらと緑色に光る石を発見、
その後一休みしていたベンチの下では
ドミノピースをひとつ拾う。
これらふたつはカート終焉の地の思い出の
記念にお持ち帰りいたしました(*´Д`)
うちのナチュラル・フランスオト・コバーン
との愛に満ちたカート詣でこれにて終了なり☺
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