ワシントン州、シアトルの海に面した
パイク・プレース・マーケット Pike Place Market
は1907年から続く全米屈指の古株伝統マーケット
ということもあり、シアトル観光の最も活気のある
場所のひとつのようです。早起きの我々、朝方
ぷらりと散策すると、なんだかやたらとワイルドで
ノリよくタトゥーバッチリまるでロッカーのように
かっちょいい個性あふれるパフォーマーのような
漁師?とか魚屋さん、八百屋さんが多いので
いちいち「そのまま映画とか出れそう・・」
とつぶやきながら魅入ってしまう。そして彼らも
注目されること見られることに慣れているかんじ。
個人的に、ずっとヨーロッパと関わり続けると気づくことですが、
一見同じ欧米人でも、アメリカ人とヨーロッパ人というのは
ものすごく異なる空気を背負っていて、日本人というのは
文化や歴史の重みからすると感覚的にはまだヨーロッパに
近いという感じがあり、するとかつて新大陸といわれた
アメリカや、アメリカの人というのはもう本当に全く
ちがう惑星の本気の「外人」であるから私もダンナも
彼らの放つキラッキラのフリーダムでやたら
したしみやすいフランクな異人種オーラが
ひたすら眩しくて旅先でよくときめく。
と、そんなことを思っていると、
司馬遼太郎も「アメリカ素描」のなかで
アメリカのもつ特有の陽気さについて
「私には、そういう陽気さはない。私だけでなく、平均的な日本人や、
他の古い文化の積もった国々の人々はたいていそうにちがいない。
文化というものは、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を拡大して借用すると、
ほのかな暗さを持ったもので、あやうく陰気になってしまいかねない
ものである。そこが文化というもののよさでもある」とふれておられ、
ヨーロピアンと日本人の暗さに反して、アメリカはファンキーで
自由で明るいと考えていたもよう。
(またその対極にある過剰な自己防衛と暴力性についても)
さて、朝はまだしっとりしているけれど準備中で
お店はやっていないので午後に再び訪れると、、
とっても大変なことになる、なぜなら
7月、8月といったバカンスシーズン、ここは
とんでもない激混みっぷりなのだ!
ちょっと、、なかなか前に進めなくって
ゼイゼイハーハー(*_*)
これはきついな、、しかしここでは
絶対クラムチャウダーを食べなくてはならない!!
というわけで近場一本道それたところのお店で
ようやく念願のシアトル・クラムチャウダーに
ありつきました。
ロブスターなどたっぷりの
クラムチャウダーと、くずれてるけど
「カニのロール」がはさまっている
サンドウィッチ。
おいしいです。おいしいですが、アメリカの物価って
実にかなり高くって、このくらい程度の「ごはん」
ですぐにさらっと3000円近くいってしまうのだ、、
(州税もあるし、チップのいるところはもっと!)
パリも高いっちゃあ高いが、アメリカにいくと
フランスまだまだ全然いいかも、、、とすごく思う。
そうなってくると大阪とかはもう、安い、を超越して
「良心のかたまり」でしかないね、あーまた大阪いきたい、
行きつけのリュウさんとこの麺がそろそろ食べたいわね、
などなどダンナとなつかしく語らう。in the USA(*´Д`)
かようにして我々はいろんな国でいろんなものを見て
感じたうえで日本にもどっていくという生き方が好きという。
to be continued….
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