数か月前、
を読み終えて、いままで自分の中で
漠然と抱えていた諸々のことの
答えを見出すようなスッキリとした
瞬間を実に多く感じ、以来、
司馬遼太郎のものごとの捉え方、考え方、
歴史や民族の見方、人間と世界に対する興味、
日本に対する愛や疑問、それらのことに
私はすっかり魅了されている。
それでなんとなく調べていたらなんと
司馬様は私とダンナ現在空前のヒット地
である大阪ご出身とのこと!しかも彼は
大作家になってからも頑なに東京に出ず
本人いわく「大阪の場末」とどこかに
書いていた、東大阪の自宅に住み続けた。
それを友人に話したら
「東大阪には司馬遼太郎記念館がある」
というものだからもうこれは行かずに
おれませんから6~7月も日本に急いで
戻り大好きな大阪を訪問いたした次第。
昔々「竜馬がゆく」を数ページ読み始めた
もののすぐ挫折したダンナですが、
ちかごろ私が司馬様の話をしょっちゅうふるから
一緒になって司馬ファンとなってくれています。
小坂神社など参りつつ東大阪のモロ住宅街の
曲がりくねった路地をうろうろしていると突如
出現するコンクリートの要塞、建築家安藤忠雄によるもので、
その隣には司馬様自宅と彼の愛した緑あふれるお庭が隣接。
「司馬遼太郎記念館」
スタッフの方々がとてもあたたかく迎えて下さり
夏の蚊のいる時期はウチワなど持たせてくれます。
スペース自体はそこまで広くありませんが
莫大なアーカイブや映像上映、作品の数々を
眺めているだけで凛とした気持ちになる不思議な空間。
(内部は撮影不可)
とりわけ、ホール内部の壁に額装しかけられている
「二十一世紀に生きる君たちへ」(PDF)
のメッセージは子供向けにかかれた随筆ということも
ありいつも以上にシンプルながらとてつもなく心に響く文章。
ここでこれを何度も何度も読み返すと、
そのたびに涙がじんわりにじみます。(´;ω;`)ウゥゥ
静謐で心地よい空気の流れるこの場所を訪れて以来
私はよく思う、いままでどおり、周りに流されず、
今まで以上に、ガツガツ生きもせず、静かに、
いろんなことに興味と知的探求心を持ってして
自然に囲まれやさしく生きていけたらいいなと。
下の写真「アメリカ素描」は今回のアメリカ旅の
ために日本で購入しておいたもので、これまた毎日
楽しく司馬流アメリカ観にうなっているところ。
だいぶ昔に書かれているのに、
うんうん、そうそう、と同意しきり。
ああもうシバリョー毎日Foerver(*´Д`)
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