Musée Serbat – Château de Laàs
にてがっつりフランス18世紀気分を
満喫したあとは、、その晩宿泊する
お宿をめざす。=3
たどりついたのは我々が朝から旅して
巡っていたベアルン地方の中心地、
オロロン=サント=マリー Oloron-Sainte-Marie
なる町。面白い名前だからすごく記憶に残る。
このあたりのことを
「フランス南西部ピレネー地方」
と簡単に言ってるけれど、正確には
ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、
ピレネー=アトランティック県といいます。
さてさて、車のGPSの言うとおりに
宿らしき住所にたどりついた、、が、
人気のない荒れ果てた庭に面した廃屋の
ような建物があるだけである。。。
え、、
まさかこの廃墟ではあるまいよ、
すくなくとも看板とかもみあたらないね、、
GPS、嘘ゆってんじゃね?
もう一回確認しよう、、
などなどなどダンナとぶつくさ
言いながらやんわりキョドる。が、
廃屋らしきとこの住所をしっかり確認
するとやはりここ、らしい。
もう、勇気出して門開けてみたら、
開いた、ら、中見たらどうやらここだった!
まじでー!?
ダンナとさらにキョドりながら、
その奥の門のブザーを鳴らす、、
童話の魔法使いの老婆みたいなやる気ない人が
出てくるのでは、、、とドキドキしていた、ら、
想像を百ポイント越えるすっごい善良の権化爽やか
オーラぶんぶんのフランス人男性が「ボンジュール!」
と言いながら出てきた。ひ、ひとまず
この人を信じよう、というわけでお部屋に
案内してもらった、ら、
オッケーオッケー、大丈夫でした。
(´▽`) ホッ
フランス人はよく古い古い古い物件を買って
自分で時間かけて日曜大工的工事しながらお家
やらお部屋を仕上げちゃう人すごく多いわけで、
ここもおそらくさわやか男性が自分で工事されてると
おぼしきお部屋であるが親切心あふれる付属キッチン
などもついて水周りも出がよく清潔、多少家具は
古ぼけてはいたがとりあえず細かく気遣われて
問題ナシでした。私にとって宿の重要ポイントは、
部屋や建物が古いのはいいが水回りはしっかりとして
新しめという点です。さて、安堵したらお腹減った、
というわけで件のさわやか男性に近隣おすすめの
レストランなど2、3聞いていってみるが、、
この日はフランス休みがちの月曜日&ここピレネー。
壊滅的にほとんどのお店がしまっていた。。
で、携帯でしらべつつも電池なくなり困ったから道端
通りすがりの方にオススメを聞いてみた。なにせここは
地方ですから、こういう時人がやたら親切!
てか、私たちの知る限り、ピレネー人、ひそやかに
人懐っこく、なにげに懐深いかんじがすごい!
娘さんとおぼしきマドモワゼルを連れたフランス人男性が
「ローカル!てかんじゆえぜひともいってごらんなさい」
とすすめてくださった店は、
一切色気のない昔っぽいホテルというか宿付属のビストロ
Le Bristol (ル・ブリストル)
月曜あいてる店が他にないからなのか、ジモティーは
ここに集まるのが風習なのか、結構なる混みっぷり。
まずはアペリティフにピレネーワインを飲もうかと
オーナーとおぼしきカウンター越しのムッシューに
注文するも、地方の頑固一徹オヤジ風でスマイルゼロ、
目は合わせない、不愛想の塊かつ、滑舌悪すぎて
フランス人だが何言ってるのかダンナも全く聞き取れない
という異例の事態発生、が、しかし、ここでなぜかダンナの
闘志が意味もなく燃え上がったらしく
「ぼく、ああいう人やる気でます。この店を
出るまでにあのおじさんの心をかならずつかむ」
と頼んでないのに謎のハートキャッチ宣言。
その後出てきた料理はパリ比較でいうとたまげる
安値のわりにはとびっきりおいしい鴨のコンフィ、
ちょっと鴨コンフィ歴私かなりのものですが
その皮カリカリ具合とか中のホロホロ感とか
付け合わせイモとのハーモニーなど素晴らしくて
ふたりでうなった。食後、皿をさげにきたムッシューに
ダンナきらきらのお目目で絶賛・ねぎらいワード連発、
うつむきながらもやや微笑むムッシュー。
次にカフェを持ってきてくださったときにも
ちょいちょいキラお目目で話しかけ、最後、
お会計を終えて店を出るころにはムッシューの
ハート陥落、ふたりは固い握手を交わして
「また来なさい」「また来ます」
と親しく話し見つめ合う仲に、、
「僕、ピレネー住んでたらたぶん
すぐ皆と友達になれそう」
とうれしそうなダンナ、確かにピレネー、
なんだか人にいちいち味があるというか
人情に厚いかんじですごくよかった。
なんというかそれは昔々の、現在のように
移民やら外国人がたくさん入る前の懐かしい
ふるきよきフランスを彷彿とさせる場面が
たくさんあるらしいのでした。
ああ今日も愉快で濃厚なる一日だったねー!
と話しながら就寝、、zzzz
疲労しすぎて余裕で寝過ごし
宿のさわやか男性のノックで慌てて起床、
朝食を持ってきてくださった。
クロワッサンでっかい
たっぷり朝ご飯をいただいて、
今日も元気にデッパツー!
ワンコさんにバイバイして、
るるるん車を走らせ中45分くらいしたころ、、
宿の奥さんから(さわやか男性のすごくおしゃべりの妻)
ダンナの携帯にコール
「携帯の充電器、忘れてるわよ?」
って、普段忘れ物ハンパないダンナが忘れ物しない
ように最後まで口酸っぱく確認したのに!なんなのもう!
と、おもいきや、まさかの私の充電器だったという事件、、
戻るのは無理だからあきらめたけど旅先で携帯充電器
忘れたのこれで二度目、オロロンで、オロオロ・・・OK(ノД`)・゜・。
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓