「ナマのトミー・コールドウェルと
ケビン・ジョージソン見たいでしょ?」
と、ダンナにきかれ、
誰だっけな?
とおもいながらも
「えーっと、、たぶん?」
と返答。ある晩連れていかれたのは
パリ2区、グラン・ブルバール駅の前に佇む
結構な歴史あるシネマ・コンプレックス
“Le Grand Rex” ル・グラン・レックス
しばしば建物の横通るけど、中は入ったことなかった。
ちょっとレトロで、劇場内部はとても大きく、意外にも
椅子のクッションがフランスにしちゃあちゃんと
していてよいではないか。ちかごろ映画はほぼ
ネットフリックスだし、長距離機内でもガンガン見て
しまうしで若かりし頃のようにウキウキしながら映画館に
わざわざ足を運ぶことがめっきり減ったけど、たまには悪くない。
さて、この日見たのはアメリカ人の
ロッククライマー兼フリークライマー
トミー・コールドウェルがペアを組んだケビン・ジョージソン
と共にクライマー聖地カリフォルニア州ヨセミテの
エル・キャピタンという岩山の超難関パート
「ドーンウォール」をほとんどもう死にそうになりながら
(本当に死と隣り合わせな方向性)岩つたって登るという、
一般人からするとなんでまたそんな大変なことを、、、??
というような究極の超人仙人的チャレンジをするドキュメンタリー映画。
私はダンナの影響にてこの手のドキュメンタリーを
しばしば一緒に鑑賞するのだが、こういうの好きな人は
アメリカとか筆頭英語圏のスポーティーな限られた民とか
ダンナくらいだろう、、とおもいこんでいたのだ、、しかし!
パリのレックスのこの上映イベントにはそれこそイケてる
今風若者から普段からボルダリングとかやってるんだろうな
という人まで老若男女がっつりの満員御礼。
しぇー!こんな人気あるのー??と、
むしろ私のほうがびっくりであった。
さて、映画のあとには噂の実物、気取らずてんぱらず
ナチュラルナイスガイのトミーとケビンが登場!
もちろん会場は拍手の嵐、
イベント全体のオーガナイズ力はいまいち。
まん中右がクライマーの大スター、トミー・コールドウェル。
過去にはキルギスタンで反政府組織の人質になったり、
チェーンソーで指を切断してしまったという素人ブッタマゲな
トラウマ歴をもちながらもすこぶる爽やかでいいヤツそうな人である。
(指使いが主なクライマーにとって一本足りないというのはすでに重大)
左のケビン・ジョージソンはトミーに比べたら知名度は
少し劣るけどこのドキュメンタリーみたら逆境でもなにかと
ワハ!ってかんじでチャーミングなケビンにすっかり惚れる。
アメリカあたりのこういう系の人たちって、なんだかんだ
なにかとユーモアあって素朴でカジュアルで爽やで世俗的でない
かっこいい人がとても多かったりする、、よね?
とダンナとよく話す。(フランス人とは絶対なにかがちがう)
そんなわけで彼らのステキぶりにすっかり感化されたダンナは
2月の膝負傷大怪我事故以来控えていたボルダリング、
クライミングを近々再開させる見込みのよう。。
とにかく、なにしてもいいけど、怪我だけは避けるように
してもらいたいというのが妻としての最大の願いで賞。(゜-゜)
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