鹿児島のなかよしさんのお家には
大きなシナモン(ニッキ)の木がある。
素敵な木だわと絶賛していたら、、
「子供の頃はこのシナモンの木の根っこを
なめておやつがわりにしてたものだよ、
食べてみる?」とおっしゃるからオフコース、
YESプリーズ!地面を掘ると細い根が
出てきますのでそれをよく洗ってかじってみると、、
たしかにほんのり甘い、シナモンの味!!
オーガニックすぎるオヤツで素敵。
そんな鹿児島、滞在中は普段食べている
チョコレートやらケーキなどには一切目も
くれなくなり、、糖分とりたければシナモンの
木の根っこをかじったり(って、まあそれは一度だけだが)
おやつが欲しければ行きつけのおまんじゅう屋さんの
おまんじゅうを食べるのが定番。今回一番お気に入りは
さつま町の宮之城にある是枝商店のいちごまんじゅう。
100年以上の歴史をもつここらの大名物でいちごの
花を意識したデザインによりいちごまんじゅうという名前だとか、
だから果物の苺は入ってないけど、いちごまんじゅう。
あ、それから鹿児島発祥菓子カンパニー
セイカのボンタンアメ姉妹品
滞在後半らへんの朝食は、、
最初はうちのハク様=ダンナーによる
に、きのこ入りのオムレツがついてきたり、
ダンナには今回初めて米粉でできた
パンを食べさせてみたり、そしてこれが
大ヒットで大喜びだったり。
最近友達がお家でパンを作れる
ホームベーカリーを買ってとびきりゴキゲンだと
いうので我々もちょっとあこがれている、けど
きっとまあ私らのことだからそう長続きはしまい。。
よってまだ「買う派」
さて、ある日車で向かったのは
いちき串木野
という海側の町。
山側と海側って本当に雰囲気が異なっていて
おもしろい。たとえば実家が江の島のへんとか
そっち育ちの友達ってなんかオーラちがうなってよく
若いころ思ってたんだけどそんなかんじに似てるかな?
この日のお目当ては
薩摩藩英国留学生記念館
1865年4月17日、まだ鎖国の最中に
ここ羽島の港から五代友厚や森有礼ら
「薩摩スチューデント」と呼ばれる19名の
若者たちが英国船に乗ってイギリスへ渡った。
薩摩藩による密航派遣だからもうたぶん
ただでさえ留学ドキドキのところ、さらにその
スリルにものっっすごくドキドキしながら。。。
最年長は32歳、最年少は13歳だったそう。
今から約150年前の出来事というのが
古そうで、そうでもなさそうで、でもやっぱり
当時の感覚としたら激動の幕末期、ものすごい
勇気をもってして未知で壮大なことにリスクを
おかしてトライしたのだろう。学校であたりまえに
英語すら習っていないだろうし。。
私などが行っていた「留学」とは
比べ物にならないほどのものだというのは
博物館内部で残された資料やらその後の
留学生たちの活躍ぶりを見たら一目瞭然。
ちなみにかなりピカピカ新しいつくりの博物館は
まるで東京都内のイケてるミュージアムにでも
いるような気分になれまして、ライブラリーコーナーや
カフェも実に充実しており一日いられちゃいます。
薩英戦争のきっかけとなったイギリス人の死。
奇しくもこれをきかっけに起こった戦争で薩摩と
英国はどことなく絆を深めるという、、
とても充実したミュージアムで、いちき串木野
自体もほかに見どころ満載の街のようなので
再び鹿児島を訪れたらもう一度来ようと考えています。
