フランシス・フォード・コッポラが映画
ゴッドファーザー The Godfather (1972年)
の撮影ロケ地に使ったシチリア、タオルミーナの
近くにあるちいさな町








ダンナとマーロン・ブランドの噂話をしたり、
この次引っ越したら壁にかけておくお魚を買ったり

数々のお土産をながめたり陽気なおじさんから
ビスケットを買い込んだりした後


元祖同性愛系フォトグラファー ヴィルヘルム・フォン・グレーデン
が名付けたぽっこりアイランド「イゾラ・ベッラ」を
まったり眺めつつ海岸線を車で走り抜け








この晩のディナーに訪れたのは浜辺が目の前にある地中海
ナイスなロケーションの
というレストラン。





私は実に魚はそこまで得意ではないのだが、
貝類、イカ、エビ、タコ、イクラ、うになどが
大好物だけにシチリアではわりと率先して魚介パスタ
をいただくほう。
このオリーブのように黒いのは、イカスミパン。


イタリアのパンはフランスのパンとちがって
やけに素朴でこれもこれで嫌いじゃない。
さてパスタ、実際、魚介の深い味わいが
しっかりしみわたっていてすごくおいしい!
けれども量がかなり多いので胃袋活動が
もうそこまで育ちざかりじゃないアラフォー
日本女性には多すぎたりもするからやはり
胃薬は常備しておくほうが旅は安心。


私よりも多く食べるダンナですらも
このパスタの量にはウプっとなるみたいで
(ダンナは魚介自体得意でないのでナストマトの
チョイスが多い)
つくづく我々は日本のお食事の量やら質感に
もう慣れすぎちゃっているんだわねという話をする。
それでもリコッタチーズたっぷりかけて
最後まで完食するけど!
ちなみに私たちの後ろの席のドイツ系?とおぼしき
4人の男女集団は、パスタは前菜で、さらにその後
メインに肉や魚を食べていたから外国人の胃袋って
構造ちがうのだろうとつくづくおもう。ついでに
そのうち一人の男性がいきなり料理にクレームを
つけ店の人を呼び蘊蓄を延々ぬかしはじめて最初は動画
など撮り合ってやたら楽しそうに盛り上がっていた4人組は
徐々に険悪ムードになり女の人が店を飛び出したりしたけど
数分後戻ってきてまた4人は普通に食事を再開し、最後私が
立ち上がるときクレーマー男の顔をちらっと見たら
(どんな顔かすっごい見たかった)
目があってしまい互いにニッコリ微笑んで去ったのだった。
「外人っていろいろ激しいよね」とダンナとしみじみ語りながら
シチリアの夜はふけていった・・




