なにかと悩み多きうちのダンナ、
今月の悩みは、、、
「今週末、ピレネー山脈で開催される
自転車レースに出たいんだけど、
どうしよう!!??」
というわけで、悩んでても
仕方ないしな、ってわけで
急きょ思い立ち見渡す限り山が広がる
去年からお気に入りのピレネー地方に
再びやって参りました。
いつもはシャルルドゴール空港だけど
今回はオルリー空港から。7月なのでそりゃもう
バカンス行く人々でごったがえす空港。
(といっても大都市の空港っていうのは
年中ごったがえしてるけど)
混雑は好きじゃないって、、あれほど
言っているのに、、って思って
パリから一時間、
フランス南部タルブ・ルルド・ピレネー空港
に到着してみたら、素敵すぎる閑散ぷり!!
いまの時期ニースやマルセイユにきたら
さぞや大変なことになってそうなのに、、
おなじ南部でも、
もしかして、、タルブ空港穴場なんじゃね??
とダンナとにやり。ここはルルド巡礼の方々
が使うとはおもうけど、7月のハイシーズンで
この静けさ、ピースフルですごく気に入った。
空港着いて、レンタカー借りにごろごろごろ、、
今回は自分の自転車をもっていくといって
聞かなかったダンナ、巨大なチャリンコ入り
ケースにプラスでかいスーツケース二個かかえて、
(私たちは荷物を少なく持つということをしない)
あいかわらず民族大移動風夫婦(・´з`・)
移動の最中は友達がお土産にくれた
長崎大浦天主堂のプリティだけでなく
デリシャスな金平糖キャンディを賞味!
「金平糖(こんぺいとう)って言うんだよ」
って何度か教えたけどいまいち
おぼえられないらしくいちいち
「・・・ペコちょうだい」と言うからドキッ(*´Д`)
というのもダンナは基本日本人のように日本語
話すからたまにちょっと間違ったり言えない語が
あるといまさらときめく。
ちなみにこないだ私たちの好きな青春卓球映画
「ピンポン」の話をからめながら私が
「やっぱそこはピンポンのペコ(窪塚洋介扮する主人公の名)
みたいにああしないとダメだね」
「だからそういうときピンポンのペコ的にはさ」
と連発していたらダンナがしまいには
「ピ、ピンコンのペポ」
としか言えなくなっていてキュン。
ぱぴぷぺぽに弱い仏人男性なのだろうか?
さて、そんなピンコンノペポダンナの目的は
修行レベルのスポーティーライフ、
だけど私がこのミディ・ピレネー地方の辺り
来るときの狙いと言えば鴨!
とくに鴨のコンフィが大好物だからとりあえずは
毎日コンフィ食べようかなという気分で同行したほど。
到着早々、
ファブリック・デュ・テロワール
というローカルおいしい評判のレストランへ。
ダンナはこのあたりのこれまた名物の黒豚腹の
ステーキ、私は鴨のコンフィ!前菜はアボカドと
ピレネー鱒のワカモレ。つけあわせのイモとキノコ、
デザートのフランボワーズチョコガトーまで
全部めちゃウマで大満足であった。
なんというかな、ピレネー的なダイナミックゴハン。
あと店のシェフの態度も最初ツンデレだけど
最後3年前から知り合い、みたいなになるのが
そうそう、去年我々がピレネーで驚き愛おしく
なったピレネー人特有の態度というかんじで
すごく好き。
このレストランのダイナミック感が気に入ったので
翌日ランチも午前中チャリンコ修行していた
ダンナに「今日のランチ定食」のお肉たーーっぷり
ラザニアをテイクアウトしてきてもらった、ら、
なんだか大き目のアルミパックたぷたぷに入れて
くださってとにかくものすごい量だった。
にもかかわらずダンナは
「運動するとお腹へるんですよね♪」
といいながらその4分の3くらいを5分でペロリ。
こんな量を普通にたいらげられるということは、、
私が普段家で与えている食料はもしかして
足りていないのかもしれないなあ、、?
と新たな気づき。
ちなみに今回のバカンス読書は
こないだの青森トリップの折に読んだ
太宰治の「津軽」に感動しすぎたから
ふたたび往年の名著「斜陽」を読みなおしています。
太宰の文章や言葉遣いがなんやら響く
2019年夏のピレネー。
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