はるか大大大昔、わたくしがうら若き乙女
だった時代、まだ日本にはキッシュなる
食べ物がそこまで浸透しておらず
「カフェでキッシュを食べる」
ってのは東京あたりでもおしゃれ行為のひとつ
だった。ような気がする。
なんなら今でもキッシュの存在感はすこしばかり
「おフランス」or「女性が好んで食べるもの」
な雰囲気はあるようにおもうなぜって
例えばうちの父クラスの昭和日本のおじさん
スタンダードが喜んで食べるようにもおもえないし。
そんなキッシュだが、フランス人にとっては
なんもオシャレではない。生粋仏人ダンナいわく
キッシュはめっちゃくちゃ簡単な、どちらかといえば
お母さんとかが今日はもう料理あんまりしたくない、
または出かけるからこれ食べといて、ってな時に
出てくるような手抜きゴハンであるという。
少なくともダンナの実家ではそういった
位置づけだったと。そんなわけで極めて簡単だけに
ダンナもたまにキッシュ焼いてくれます。
でもそれすらめんどうだなという時は家の近所の
パン屋さんのをよく買って食べています。ポヨーン


いつも買うとこは大体決まってて、
イートインでもいいし、お持ち帰りもよし。
中身はハムやらベーコンやらトマトやら
キノコやらホウレンソウやらなんでもいいのだが、
ダンナは肉系、私はこういうときはベジタリアン系。
ちなみに温めて食べるもよし冷えててもよし。

さて、そんなわけでフランスにおける
キッシュのこのお手軽感なるもの、、、
これは大阪でいったら一体なんだろう・・?
それは、、、、
もしや
たこ焼きではない??
か??
と、むりやり結びつける方向性↓


現に、大阪では小腹減ると
「ちょっと、
たこ焼きでもつまんじゃおっかな、てへぺろ」
であるからして。(・´з`・)
ところで、そんなたこ焼き愛ですが、
少し前から私が熱烈にどうしても大阪に
いかねばならないなと思っていた
理由のひとつが、
という世界各地のみるからにうまそうでしかない
ストリート・グルメを特集したドキュメンタリー
番組にて紹介されていた天満の「うまい屋」という
たこやき屋さんにいくためだった!
というのも大阪、天満のあたり、とりわけ
天神橋筋商店街といえば私とダンナの
行きつけ中の行きつけ、なのにこの
たこ焼き屋をノーチェックだったなんて??
どゆこと??
自分の目どんだけ節穴か?!!
と、フランスでテレビみながら驚愕、愕然。
震えてリモコン落としたレベル。
このままじゃ生きていけない!
というわけでうまい屋をかなり意識して
以来、たまに大阪に来ていたんだが、、
これがなかなかどうして意外と食べる
タイミングを逃しまくるのである。
すでにランチすませてしまった、
今日はディナーを他のところで
予約してあるから無理、
やっとの思いで伊丹空港から直行したら
その日はまさかの定休、または盆休み・・・
と、そんなかんじでうまい屋と私はまるで
昭和の映画「君の名は」の岸恵子と佐田啓二か!?
という具合にまったくすれ違ってばかりだった。
(アニメじゃないほう。年がバレるわ)
でも、8月のある日!
念願かなってようやくやっと食べに行けたのです。


ああほんとうにうれしかった、そして
丁寧に焼かれた外はカリカリ、中しゅんわり、
出汁のしっかりきいたうまい屋オリジナルたこ焼きは
確かにとってもおいしかった!!!!!
タレはお好みでつける方向性


初めてだったから気合いれすぎたので
もう一回おちついて食べに行きたいな。
8月だけにダンナは暑すぎてタコヤキではなく
かき氷チョイス。すっごく昔ながらの、お客さんも
店内も一切なにひとつ気取ってないお店だけど
ミシュランガイドにものったことあるらしい。










そのあとは大阪でローカルバスにのってみる企画で
大阪市の北東部旭区へやってきました。
梅田からちょっとしか離れてないのに物価が
がっつり安そうな雰囲気。首都圏に置き換えると
だな、こうはいかない、だから関西は素敵だ。
旭区はちなみに世界の安藤忠雄出身地、でも
来た理由は大阪発祥の軽量折りたたみ自転車
「CARACLE-S」という自転車をチャリ屋さんに
みにきたというオチである。取り扱い店がわりと
少ないからここ穴場。オーナーさんは優しく丁寧
に解説してくださり試乗までさせてくださったので
なんだかもうこのままフランスまで
持って帰っちゃいそうな勢いのダンナであった、
んが、


いちおう、しばらく冷静にかんがえるんだって。
15~16万くらい?だから速攻では決められない、
のと、フランスでももう一個新しいのを買おうと企んでも
いるからだとか。ただ、カラクル自転車はスーツケース
に入るというのが売りなので先走って専用ではない他社の
カラクル入りそうなスーツケースを先週おもいつきで
買ってきたのだが、計測ちゃんとしたら微妙に
サイズ足りてなかった。。(;´Д`)
またしてもスツケーがタケノコのように増える家庭。
で、カラクルは引き続き買うどうかはまだ迷ってるという
秋の空みたいにふわふわな心地のダンナ。
ファニーフレンチガイ。

