毎回大阪から京都に行くときは、事前にダンナと
訪れたいお寺や名所について話し合って決めます。
あれもこれも、という詰め込み式だと結局
あんまり記憶に残らないという若いころの経験から、
1日にひとつのスポットをできるだけ大事に
ゆっくりじっくり味わうのが近頃の我々流。
そんな風なひらめきでやってきて大正解!
とっても幸せな気持ちになりまして、、
2020年、先週の京都初訪問は京都市左京区大原!
京都市内からバスに揺られること30分くらい?
どんどんどんどん中心地より外れ田舎山道へと風景が
変わっていく様は結構なる千と千尋ワールド冒頭部分的展開。
到着した終点の大原はO!M!G!なんとも古きよき
ジャパニーズ田舎原風景!!興奮してどうでもいい
動画など撮りまくるme&danna、残念ながらブログに
のせる方法はしらないので相変わらず静止お写真。
ただでさえ寒めの京都の、さらに山奥でどこもかしこも
霜降ってて震える、いい意味でも震える。
公衆お手洗いをお借りしたときのその便座の
冷たさといったらもう!氷の国。
乳、じゃない、父に「今日は京都の大原にきたよん♡」
とメールしたら「寂光院行ってみて!」と
コメントきたので早速向かってみました。
実にノー知識で。そしたらそこは期せずして
私のツボワールド全開の極みだったのである、、
元々、寂光院の本堂は聖徳太子がお父さんのために
建てたのが始まりといわれる長い歴史のあるものですが、
2000年に放火にあい本尊の六万体地蔵菩薩立像(重要文化財)
をはじめ多くの被害が出たそうです。その復元された地蔵菩薩を
見ていた時ふと目に着いたのは左右にある尼僧の張り子。
どなたかしら?
と思ってお寺の方に聞いたら 建礼門院 、またの名を
平徳子様って!!ま、じ、で?!平徳子様といえば、
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。」
で有名すぎる平家物語、私とダンナの間で一時すごく
流行ったその平家トップの平清盛の娘さんで、
壇ノ浦で入水自殺された幼い安徳天皇
のお母さまではあーりませんか!
そう、ここは壇ノ浦で死にきれず捕らわれた
徳子様が平家滅亡後隠棲した所だったのである!!
こちらは徳子様のお住まいの跡地
元天皇の母で妻でありましたが晩年はとても質素に
平家一門の霊を弔いながら暮らしたそうです。
彼女の経験と思いを想像するとウルウルなる場所。
『平家物語』の最後はこの大原の地を訪れた後白河法皇に
徳子様が自らの人生を語り、物語全巻の幕引きとなるというから
見る人によってはなかなかに重要な歴史的スポットなのでした。
美しい苔に包まれた庭園を散策しながらダンナとうっとり
日本の昔話世界に耽溺。日本のこういうかんじ、すごく好き。
感動して小腹がへったので途中でおぜんざいと
きのこそばでティータイム。
ティータイム気分でそばが食べられるって
これもまたすごくス・テ・キ!
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