島根県、大田市にある世界遺産の石見銀山、
ここは16世紀から400年にわたってシルバーラッシュに
沸いて栄えまくった日本を代表する銀鉱山!
前半はミシュランにも選ばれている銀山経営の
をご紹介しました。後半はいよいよ鉱山都市遺跡
を探索していきます。後半は13時から別のガイドさん
によるツアーが開催予定だったので待ち合わせ場所で待機。
元英語教師だったという次なるガイドさんは
(確かちづるさんというお名前だったはず?)
一番最初に、我々に歴史に興味はあるかと確認なさり、
ダンナが日本史絶賛勉強中である旨を告げたら
最強の日本史授業みたいなハイレベルの解説や
豆知識をたくさん加えて最初から最後までお話の
尽きない大変に充実したツアーを催してくださり
本当に素晴らしい数時間を一緒に過ごした。
事実、石見銀山は日本国内の世界遺産の中でも
「行ってみたけどちょっと残念な世界遺産」と
言われてしまうことが多いらしい、というのは
どうにもちゃんと予備知識やしかるべき人による
解説がないと漠然としすぎて何を主に見たらいいのだか
つかみづらいとか。一説によると群馬の世界遺産
富岡製糸場なんかもそれに数えられるらしい。
でも土地に詳しいガイドさんと一緒に回ったら
もう百人力!ここで昔に起きたこと、精錬所や集落での
人々の生活や状況など詳しく丁寧に説明してくださるから
途端にイメージ掴みやすくなります。
銀山地区の洞穴だって、俄然入ってみたくなっちゃうから。
それにしても今でも残る銀山の穴はすごく狭かったり
小さかったり、よく皆こんなとこ入ったなとおもう。
リスク高いし閉所恐怖症には務まらず、実際多くの人が
若くして亡くなったという、でもそのぶん実入りは
多かったから人生細く長くか、短く太くかっていう
二択の場でもある。
ナゾのゆるキャラ、らとちゃんは、
最初は石見銀山だけに銀の岩かな?とダンナと
話してたんだけど、
よくよく聞けばかつて石見銀山の間歩(坑道)でも
使われた、サザエの殻に油を入れて火を灯す明かりのこと。
腱鞘炎になりそうな独特の持ち方で手の内側に
携えるのだがこれ持ちながら消えないようにせまーーい
道や鉱山内移動や作業もまたすごくハード!
こちらは石見銀山で唯一常時見学できる坑道
龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)。
観光客用なくらいだからかなり歩きやすく
なっているけど本当に大昔実際労働していた
人たちはハンパなく大変だったはず。
そして個人的に一番驚くのは、それほどまでに銀には
価値があったということ。
個人的にはゴールドが好きで、、とか
言ってられない、ソーリー。
ガイド先生の濃厚な解説に耳を傾けながら
龍源寺間歩から出たところに質素すぎる
お土産?屋さん発見、ここらへんでとれる
木を入れた香り袋、消臭とか虫よけにいいという
から即ゲット。スーツケースにいっつも入れてる!
帰り際「大事にしまーす」と言ったら店のムッシューが
「大事にしないで匂い消えたらトンカチとかで
ガンガン叩いてね!」とのこと。叩くことで香りが復活するって。
狭い坑内の重労働により銀山で亡くなった人々の
霊と先祖の霊を供養するために建てられた
「羅漢寺」とその向かいにある石窟の五百羅漢たちは
皆必ずそれぞれ異なる表情で圧巻!ちょっと怖くて
よくみるとおもしろくていつまでも見ていたくなる。
お地蔵様見かけたらちゃんとご挨拶は日本での大事な習慣。
最後は担任の先生とお別れするのが名残惜しくて
仕方ないみたいになってしまったme&danna、
濃厚な石見銀山の一日を終え、
「今回もまた来てよかったーー」
と叫びながら帰途へ着いたのでした。
時間とかタイミングとか場所とか人とかって全部縁だから。
ダンナ空腹すぎて騒ぐので再びドイツパンを与え鎮まる図↓
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓