北海道函館市にある標高618 mの活火山、
恵山、読み方は「エサン」、
アイヌ語の「エサ・ニ」(岬)に
由来している名前だそう。
遠くから見るだけでOKとおもいきや
実際に山登りたいというダンナの希望で
登山口まで来てみるやなんだかそこは
スペインのシエラネバダかアフリカの
ナミビアか、はたまた去年訪れてひどく
感銘をうけた青森の恐山を混ぜたような
場所だった。それもそのはず調べたら
「下北半島の恐山と並ぶ霊場」とのことらしい。
さて、来場者たちが駐車場で皆おもむろに
スニーカーやら登山靴に履き替えているのを
見て、すこぶるサンダルでしかない私とダンナは
ややひるみつつもとりあえず歩けそうなとこまで
歩いてみることにした。
舗装されてるロードは入口ちかくのみで
あとはじゃりじゃりしている。
それにしても人気のない道をどんどん進むと日本ではない
どこか外国にいるようなシュールな気分なってくる。
ダンナと昔々ヨルダンの砂漠を迷い彷徨った思い出話
などしながら盛り上がる。その時は死ぬほどつらいのに、
終わった思い出はいつだって盛り上がる。
途中からはアフリカの草原のような様相でどこかから
ガゼルやインパラの群れが飛び出てきそう
ひたすらに歩き続けていたら突如太平洋に突き出た
場所に到着していきなりの碧い海がかっこよすぎて感動。
ありきたりだけど、「超キレイ!」と両手を広げて
叫ばずにおれない系
さてさて、太平洋もじっくり見れたし、
そろそろ車に戻ろうではないか、、、?
とダンナの方をふりむいたら
「道を間違えたみたい、山頂にいくならもっと
前にあった道を右にいかなきゃいけなかった」
とのことで、、もうしょうがないからまたひたすらもどる。。
それからまた途中よりまっしぐらに岩山を上るわけだけど、
足場が悪くいいかげんサンダルだから滑りそうになったり
石が食い込んだりそこそこデンジャラス。
天気よすぎて陽射しは刺すように強いし
足元は不安定だし段々もうろうとしてダンナが
「火星に現れた人類」みたいに見えてくる・・
というわけで結局山頂までは辿りつかず途中
ギブアップしてしまったのでした。(*´Д`)
でも久しぶりにアウトドアっぽいことをおこなえて
気持的には200%大満足(←満足偏差値低め)!
その後パリに帰ってある日ふと自分の足元を見たら
恵山での激しい日焼けによる丸焦げぶりがおもしろいくらい
くっきり浮き出ていて結構うけた、と同時に無防備にしていた
足はともかくとし同じくらい丸出しの顔とかは意外と焼けてなくて
よかったなとおもう、と同時に日焼け止めの大事さが改めて身に
染みたのでもう若くもないだけにこれからもちゃんとすごく気をつけたい。
足とかはガンガン焼いていいけど顔は焼きたくない派フォーエバー
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