西洋にいると当たり前めがゆえにそんなに
ハーハーならないのに
東洋にて西洋的なものを見るともう
ウハウハがマックスになる体質なのですが、
北海道、道南エリア、函館からそう遠くない
近郊の町、北斗市にあるトラピスト修道院を
訪れた時の西洋的すぎの感動ぷりはすごかった。
当時、しばらくヨーロッパに帰っていなかったのも
あり、ヨーロッパ的ロマンチシズムにだいぶ飢えていた
からというのもあって私のこの時の舞い上がりようと
いったらもう。「クララが立ったクララが立った」
と興奮するハイジみたいに
「ヨーロッパかえったヨーロッパかえった!」
と飛び上がるハイテンション。そのわりに100%西洋人
ダンナはこういうとき大体おちついていて、ダンナが
何か月も祖国フランスを離れていてなにより猛烈に
これだけは恋しい!!というものはまさかの
「くっさい山羊チーズだけ」であった。実にクールな男である。
トラピスト修道院はガチな男子修道院。1897年、
ノルマンディー地方にあるブリックベック修道院の副院長である
ジェラール・プゥイエが修道院長として来日、着任したという。
はるばるフランスからようこそジェラール(*´Д`)
道理で敷地の雰囲気がノルマンディーぽいかも。(まじ?)
1898年には函館湯川エリアにある
女子トラピスチヌ修道院天使園が創立される。
とはいえ内部は通常見学できないとおもうので、
(ここは男性のみ毎週火曜見学できるらしいけど女人禁制)
敷地内をたっぷりお散歩させていただきました。
北海道のネイチャーが本当にすばらしくて
どこまでも吸い込まれてく。
山道をずーーっとずーーーと歩き続けて、
たまに立ちどまる迷子風ダンナ♡
熊さんに出くわさないようにジブリソングとかなんやら
ボリューミーに歌い続けるノイズィー夫婦。
山をのぼりきったら、ひさしぶりの
あの御方がいらっさる~!!
フランスのルルドで見たときより感慨深いのは
ここが誰もいない北海道の奥地だからだろうか?
フランスのルルド現地はものすっっっごく観光客で
混んでいてモロ観光地化していたからやっぱり人が
いないところでふーーっと出会うほうがミラクル感が強い。
そしてなによりこの自然たっぷりの高台の
ロケーションがともかく最高なのだ。別にカトリックとか
じゃないけどもマリア様は綺麗だから見るだけでいつもうっとりなる。
それからまた下山して、お土産買ったり、
名物のソフトクリームタイム。
北海道はどこもソフトクリームがぶっちぎりおいしいから
どこでも食べておく。コーンとクリームには
トラピストバターが練り込まれていて濃厚かつ爽やかなお味。
アイスの上にのってるトラピストクッキーは函館土産
としてもかなりメジャーで素朴なおいしみ。
売店のレディもこのクッキーを一口食べるとなんだか
お口の中がふわりと温かくなるように感じるのだと
おっしゃっていてなるほろなるほろとうなずきながら
いただいた。あと所々で目についた、ここ北斗市の
マスコットキャラクターのずーしーほっきーが
不気味なビジュアルだという感想を伝えたら
ホッキの握り寿司から着想を得たキャラで子供たちが
よく怖がる、とのことであった。
ちなみ私の中で印象深い西洋meets東洋の教会映画と
いったら過剰な肉体改造や特殊メイクがキツイ時が多い
クリスチャン・ベールが素で問題なくかっこいい
『金陵十三釵』The Flowers Of Warなる
中国監督チャン・イーモウによる戦時下の南京舞台の作品。
この作品では珍しくダメ男風エセ神父という役だったはずだが
うっかりするとすこぶるたのもしいバットマンにも見えてしまう
クリスチャン、子役の時から上海舞台の「太陽の帝国」に出ていたり
「東洋の異邦人感」がとてもハマる人かもしれない。
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