京都で暮らした日々は、私とダンナのなかで
いまだ鮮烈な思い出として君臨しており、
当時のネタは現在でもしょっちゅう話題にのぼる。
さすがの千年の都、来る日も来る日も飽くことなく日本古来の
建築物やお寺、街並みを見て歩いた日々はただただ刺激的で
おもしろかった。そうするうち、ある頃から俄然
気になりだしたのがオリジナリティ半端ない「瓦」たち。
お寺や家の屋根の瓦、装飾瓦の独特な造形が
興味深くしばしば足をとめて眺めたりしていたのだが、
とりわけ途中から、「なんとなく気になる」を通り越して
「なんか我々もこれ絶対欲しくない?どこで買えるの?」
とダンナと盛り上がりすぎたのが、こちらの、京都の寺院の
屋根や民家の玄関の上などにちょこんとおわすこの方↓
とりあえず関東地方では見かけたことがないのに
京都であまりにもしょっちゅう目にするから
調べてみたところ、鍾馗(しょうき)という
中国由来の神様であるらしい。
京都の人は「しょうきさん」とさん付けで呼ぶ。
早速、鍾馗さんをどこで入手できるか調査してみたら、
伏見にある京瓦のアトリエ、
を発見。翌朝ダンナにチャリンコで伏見にある
アトリエを偵察してきてもらったところ、オーナーさんが
午後に奥さんとまたいらっしゃい、と言ってくださったので
その日の午後にふたりで再訪問させていただいた。
ニコッ😎
とても気さくなご主人の浅田さんとご挨拶を兼ねつつ
お茶しながらひとしきりおしゃべりを楽しんだ後は、
工場内部を見学させていただきました。
惜しげなくいろいろ語り、見せてくださる浅田さん、
いつ時代だったかド忘れなんだが何百年も前の瓦の解説
ほぼ唯一のこる手工芸の鍾馗さんたち。
うさぎさんや鬼、竹の形の瓦。お家にこんな日本の
伝統カラー強いアートを取り付けることができたら
さぞや素敵だなあと、現実にパリのアパルトマン暮らし
ではなかなか難しいのだがあこがれ募るme&danna
唐の時代、終南山の進士「鍾馗」が玄宗皇帝の
夢枕に現れ、魔を払い病を平癒したとの故事から、
古来より「魔除け、厄払い」として大屋根の「鬼瓦」
と対比して中屋根に据えられるそうである。
フランスの家はマンションで外に置いたら
間違いなく盗難にあうので玄関ドア開けてすぐの
ところに設置しました。
(魔を除けるにはできるだけ家に入らぬ外寄りがいいらしい)
厄除け効果はたぶんばっちり!
お家の守り神様だから出かける時とか帰ったときは
鍾馗さんに「いってきます&ただいま」を言う習慣。
ネット注文もできるので京都まで行かずとも買えます☆
ちっちゃい根付は旅のお供によい!
ファースト鍾馗さんをゲットして焼き鳥買ってルフルフ帰宅(*´Д`)
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓