怪我の回復目途は大体
「何週目まで~、何週目から~」
みたいな数え方なので毎週
変化と回復兆候を見ながら
「今日は1歳!(1週目)とか2歳!(2週目)」
と数えながらお祝いをしています。
3週目くらいまではまだまだ先は長そうだな
というかんじであったが、それでもダンナの
回復力は早い方らしく6週目ともなると骨折も
だいぶよくなり、痛みは消え、元来気が早いので
もう待ちきれずに今週からがっつりリハビリやプール
週間に突入した。当たり前のようでいて、奇跡の
ようなことだとおもう。
思い返せば初期の頃は立ち上がるのも、座るのも、
トイレ行くのもやっとだし、シャワーするのも
やっとだし、パンツも靴下も自分ではけず、
弱ったひな鳥のようでひとつひとつ支える
のも大変だった。
それが5週目くらいから、一応松葉杖はまだ
使っているけど基本的に一人で歩いて近所に
リハビリ行けるし公共交通機関も利用できる
までになってくれて大変にありがたい。
ちなみに、フランスの現在のアパルトマンに
引っ越してからほとんど日本にいたのでさほど
住んだことがなかったのだが、ダンナが骨折して
動けなくなってしまったし世間はコロナ禍なので
今年に入ってから珍しくかなりディープに家に
いてみて気づいたのは、アパルトマンだけど
デュプレックスという二階建ての作りで、
気分的に新しいぞ!と思って普段ウキウキ
だったが、いざ、足の不自由な人がいると
階段のある家は結構大変だということ。
怪我したてホヤホヤのダンナは何をしても痛みが
止まらず何をしても苦痛の声をあげるため、
寝室のある二階に行くのも毎度一苦労、それでも
一段一段時間をかけて意地で階段上り下りを
していたものである。それから、元気なときは何もかもを
快く引き受けてくれてしまうダンナなので、買い出しなど
にも私はそこまで行ったことがなく、何もかもを本当に
ダンナまかせにしてきていたのだが、一転して、動けない
ダンナの代わりに色んなことを自分一人でおこなう機会が
たくさん出現、ここ一か月狼狽したりやればできたり
グレそうになったりでも自信がついたりと今回の
ダンナのピンチによって自分も成長したとおもうので
これもありがたいことかもしれない。
でもそろそろ以前のマルチ万能夫に
もどっていただきたいかも、、( ̄ー ̄)ニヤリ
そんな中、早くダンナを回復させねば、という一心で
この6週間介護しながら毎晩続けて結構効き目
あったんじゃないかな?と感じたのは
私の得意技であるお灸と、アルニカオイルのマッサージ。

アルニカは筋肉損傷、打撲、捻挫などの治療に
活用されてきた植物で、フランスではポピュラー
だけにクリームやオイルは薬局で簡単に手に入る。
血行を促進して体の痛みを和らげたり、筋肉のこわばり
を緩めるのに効果的な家庭の常備オイルといえましょう。
最初に買ったヴェレダアルニカオイル100mlはすぐに
なくなってしまったので2回目は大容量200mlの
大きいのをゲット、ウェレダのオイルは伸びがよく香りもよい。
ケチらずたっぷり手に取り傷ついた動物を癒すかのように
ひたすらひたすらもみこみマッサージ

お灸は前みたいに日本行き来ができないので
ストック不足が危ぶまれ、自分に使用は中断して
ダンナの治療用に専念。ところが、自分で自分に
つけるのは慣れているが、人に火をつけるのって
なかなか難しくて最初は普通のライターで着火
していたものの何回も自らの手やダンナの皮膚を
焼きそうになり困り果て、いろいろ探して離れた
ところから着火できる下の写真ライターをゲット
したらこれが使いやすくて最高、もっと早く買えばよかった。

