運命というのは、なるようになるし、
ならない時はならないし、というかんじで
あまり深く執着せずフワリ風来坊な気分と
風まかせなかんじで生きる今日この頃、
しかしフランスでいまだにレストラン営業停止で
外食が一切ままならないというのは自宅にいる分には
段々慣れてきたが、しかしたまに事件ちゃあ事件。
とりわけ、今回のブルゴーニュ旅行のように、
旅先でレストランが利用不能というのは、、
私とダンナのように大学生時代で時が止まり
日ごろからそこまで料理や食料調達を
得意とせぬ人種にはきびしめである、、、
はずだった、が、、、
お母さん(この人もまた友人)が手際調理力すごくて
毎食ササっとゴハンを作って出してくれていたので
すこぶる助かった。(故に我らは買い出し班担当)
超キャリアウーマンにもかかわらず彼女にとって
料理やお台所仕事は全く苦痛でないらしく、
かたじけない旨伝え礼を申す度、こんなの何でもないのよ、
とさらりと言ってくれるから涙チョチョキレme&danna、、、
お母さんとか奥さんはこうであってほしい理想!



さて、旅の先のゴハン問題はこのようにクリアした、
というわけでお次はゴハンのお供のおいしい
ワイン探しの旅。かといってこれまた世はコロナ禍だけに
今時地元ワイナリーってあいてるのかな?と心配したものの
「すみませーん、あいてますか?」と聞くと
わりかしこころよく入れてくださる。

到着早々、イランシー Irancy という村のワイナリーにお邪魔。
朗らかなマダムからワインの解説をしていただきつつ
何種類も試飲開始。全部飲まずに捨てていいとは
いうもののせっかく注いでもらいそれはできないので
まじめに全部飲んでいると途中から絶好調に酔いが
回ってほわわ~ん(*´Д`)お酒弱い人はこれキツイかも。


ちなみにはなからワイン興味ない若手友人たちの集中力は
カーヴに入った途端速攻切れ切れで、
縦横無尽に走り、騒ぎ、触り、泣き叫ぶ。
それでも負けずに飲む大人組。



ランチからもちょい飲むけどやっぱディナータイムは
スピードがんがん早まってどんどこ空になるボトルたち。
みんなで飲む用は試飲して気に入ったもの選んで
買うから1日のおさらいにいいかんじ。
このあたりにいると白ワインの「シャブリ」という
種類もよく出てくるのですが帰宅したあとたまたま
ダンナと見た「真夜中のサバナ」という90年代の
シュールな映画に「レディ・シャブリ」と名乗る
ファンキーなトランスジェンダーの人が出てきたので
日本もさることながらアメリカンのフレンチファンタジーも
なにかとおもろいねと話しながら頬ゆるむme&danna。

翌日行った別の村のカーヴは地ビール狙いでしたが、
ここでもワインお取り扱いあり、色々試飲させてくださって
値段もリーズナブルなのが多かったので自宅飲み用に
がっつり箱買い。(だからブルゴーニュは車で行くべし)







しかしここでもまた若手フランス男たちが
おとなしくはしておらずおのおの自由すぎる行動力を
大発揮、道路すぐそこにあり誰か見張ってないと
危ないからなんだかみんな交代で試飲したり
しなかったりで飲み損ねたもの結構あったな、、


若手フランス男たちの母が
「小さい子供は大変だわ、早く大きくならないかしら」
と言ったらインディーズバンドのメンバーのような
雰囲気をたたえたワイナリーのお兄さんが
憂いを帯びた表情のまま
「成長してもまた別の大変さがありますよね」
とつぶやいたのが印象深い。

ちなみに、フランスというところはどこにいっても
「ちょっとワインでも飲むか」というような機会が
あまりにも多いわけだが、今まで祖国フランスの
事だのにあんまり詳しくなさすぎる自覚の非常にあった
ダンナは、今回ブルゴーニュにてブドウの種類からワインの
出所やら解説に耳を傾け飲み比べ巡りしてみるととても勉強に
なるしワインそのものへの興味深まり楽しいと気づいてしまった
のでこういうトリップ思いついたらたまにやりに来ようって
ことになったからおもしろイベントまた増えそうなかんじ。

