パリからぷらり1時間ほどドライブ、ランスと
アミアンの間、コンピエーニュにも近いソワソン(Soissons)
という町は、5世紀後半にゲルマン人の部族、フランク人に
よって建てられたメロヴィング朝・フランク王国の
初代国王クロヴィス1世 Clotaire Ier ゆかりの地。
日本の高校の世界史で習う時は世界ってまだ漠然と
しすぎていてなにがどうなんだか意味がいまいち
つかめてなかったが、フランス散策してると
「え!まじか!クローヴィスこのへんいたんだ??!」
と素直に身近に感動できるチャンスあり。
クロヴィス一世の即位は481年。
この頃この大陸にはまだ「フランス人」なるものは存在
しておらず、だからここも「フランス国」ではなかった。
(「フランス」の語源はこのゲルマン民族「フランク族」から)
ざっくりいくと、クロヴィスが496年に王妃クロティルドの
影響で従来の土俗信仰からカトリックに改宗し、ローマ教会と
ウィンウィンな関係で結びつくあたりからいわゆる
「ヨーロッパ的なる世界」の素地ができる。
ちなみに「ヨーロッパの父」と呼ばれる
が出てくるのはここからさらに200年以上先で、
「フランス王家の始祖」と言われるカペ―朝が
創設されるのは2番目の王朝、カロリング朝が
断絶された後の987年。
そこからまた王家は1789年のフランス革命
まで続いていき、
革命後もあれやこれやいろいろあって、
2021年の今日のフランス国は、コロナちゃんで
ロックダウンなう&うちのダンナがまばゆく社会復帰。
歴史というのは、、、
長々とよこたわる継続の連続性である。
ソワソンで立ち寄ったツーリストインフォメーションで
一瞬気になったけど買わなかった「王・ティーシャツ」に
描かれていたのはたぶんクロヴィスだったのだろう。
私は猛烈エコバッグおたくなのでクロヴィス・
エコバッグがあったら即買いだったのだが、
お土産屋さんのTシャツってちょっと躊躇するタイプ。
ちなみに西洋でクロヴィスが出てくる5世紀後半
このあたりの時期、日本は古墳時代。
なんかちょっと地味なひびき!
この感覚は、、ダンナとコテッコテ派手な海外ドラマ
(例:マイケル・ハーストの『ヴァイキング~海の覇者たち~』だとか)
見た後にNHK大河ドラマ「青天を衝け」を見出すと
欧米と日本のあからさまなテンションの落差にびっくりして
ふたりでたまげるときの、、たぶんそんなかんじの気分。
でも私たちはどっちのテンションも好きだYO(・´з`・)
この日のお目当て、ソワサン中心地から
車でちょこっと行ったところにある城郭都市作りの
小村クーシール・シャトー・オーフリクのコミューン到着。
ライオンさんに迎えられてうれしみ☆
歴史をビシバシ感じる石畳の古き町並み歩きは
フランスにいる時の大事な習慣。
お次はメイン要塞へ行くのだが、、写真多すぎゆえ続きは次回で!
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