私たちのピレネーの滞在先、
バニェール=ド=ビゴールという町から
車で30分弱の場所にタルブ(Tarbes)
という町があります。
この日の狙いは、、
もうなんとしても
Patisserie Artigarrede (アルティガレッド)
というパティスリーに行くこと!
数年前、初めてピレネーを訪れた時、
地元マダムにアルティガレッドの
le russe(ル・リュス)なる、その名も「ロシア」
というご当地菓子は本当にふんわりクリームで
とろけるおいしいさだから絶対に食べるべきよ!
と絶賛薦められていたのに、来るたびに店が休業で
何年も食べ損ねていたためもはや長年夢見ていた
念願の逸品なのであった。
(店舗はタルブの他に、ポー、
サンジャンドリュズ、オロロンサントマリーにある)
朝から開店をきちんと確かめ、車を飛ばし(ダンナが)
念願叶って小さな店内に入るとそこにはマトリョーシカ。
また集めたくなってきちゃうなー。
と、ほとんどの勢いでうわさの「ロシア菓子」
しか置いていない!そんなにも自信あるのか??
恋焦がれていたル・リュスを大事に抱えて、、
店の手前にある広場のカフェに着座。
通常カフェにて、ちがう店で買ってきたケーキを
食べるのはおそらく反則だとおもうけど、
ごめんなさい観光客なんで、ということでその場でガブッ
濃厚アーモンドクリームがふんわりして好み!
ああ!いいじゃん!ロシアってかんじじゃん!!
(実際あまりロシアは関係ないみたいだが)
繊細でふわっとして和菓子レベルに甘いので
小さくて軽いけどひとつで大満足。
ひるがえって、万年育ちざかりのダンナは
ぺろっと一口で丸のみしてしまい、
(今ねーこのクセをやめさせるのに必死)
「そもそも小さすぎて物足りない、
これならもっと他のでかいケーキが食べたい」
とのことで男子ウケは大してよくないかもなリュス。
あーーでも私は今回食べれてよかった!
ToDo リスト一個消化できて幸せ!
ちなみに後日、ピレネーの他のケーキ屋さんで
見つけた同じ名前の「ロシア菓子」は
もっと大きく重みがあり食べ応えがあった。
ここのケーキ屋さんはボリュームたっぷりでダンナご満悦。
ル・リュスはまたどこかで見つけたら食べちゃおう。
さて、このタルブという町、オート=ピレネー県の
県庁所在地なのでこのあたりにちょこちょこある
やたらと平和な村や小さな町に比べると規模は
大きめ。それだけに、街の広場の周辺には
麻薬の売人風、ホームレス、あきらかに目つきの
怪しい雰囲気の人がいるのもちょいちょい気になり、
他の牧歌的村々とのテンションの違いにやや緊張。
とはいえパリ自体は怪しい人率があまりにも
高すぎのため慣れきり過ぎて一切気にならないの
ですが、普段私たちが訪れるピレネーの町は
とてもピースフルで何かと善良な雰囲気だけに
久々の大きい都市にて
「そうだそうだ、外国って危ないんだったよね!」
と改めて意識したかんじ。
タルブはまた、19世紀ロマン派の作家、
テオフィル・ゴーティエの生まれた町らしい。
かんがえたら19世紀ヨーロッパのオカルトネタは
大好きなわりにこの時代のロマン派の文学作品を
ことごとく熟知してない自分にあらためて驚く日々。
お散歩中にサン・ジャン教会詣で
さて、この日第2の狙いはこちら
街の端っこのほうで開催されていた
ブロカント(蚤の市)に行くことーーっ!
ウキウキで会場に入ったら若干閑散としすぎて
まったく盛り上がってなさっぷりにワオ。
だけどむしろ混雑NGだから、さすが地方はいいわ。。
ブロカントに完全無関心のダンナをよそに
真剣にいろいろ見て回り、真剣に真剣に、
時が経ち、、そう、そして真剣になりすぎると
気持ちがテンパりすぎて結局何も購入できなくなる
自分がいるのだった。。。ダンナからいつも笑えるほど
同じパターンだと指摘されながらもとっても楽しき時間を過ごした!
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