はるか、はるか昔に「男装の麗人」
という言葉を知ったのは、、
「ベルサイユのばら」の主人公オスカル
のおかげだっただろうか?

その後、私の中で「男装の麗人カテゴリー」に
入っている人といったら東洋のマタ・ハリ
と呼ばれてしまってた川島芳子
(詳しくは映画「ラスト・エンペラー」など見るべし)

続いて、19世紀フランスの女流作家ジョルジュ・サンド。

皆とりあえず女性が窮屈な時代に
男装することで当時の女には味わえぬ自由を
謳歌しようとがんばった、と言いましょうか。
望めばいつでもジーンズとTシャツでゆるりと
過ごしてOKな21世紀女子には想像もつかぬ時代。
さて、ジョルジュ・サンドといえば、恋多き女の
部分のみがやたらクローズアップされがちで、
仏文学科出てるわりに彼女の書いた作品をほぼ
読んだことが、または読もうと思ったことが
なさすぎるという意味で自分の中で非常に
印象深い女性である。

翻って恋愛事情はわりと知ってる、、
有名なのは詩人アルフレッド・ド・ミュッセとの恋、
これに関してはジュリエット・ビノシュがサンドを
演じた「年下のひと」(1999)というフランス映画が
ありました。その他、サンドの彼氏歴はかなりの
数で、有名どころだとプロスペル・メリメ、
音楽系フランツ・リスト、フレデリック・ショパンなど
後世wikipedia出てくるようなメジャー級も続々登場。
個人的にはもったりした顔立ちであんまり美人な
印象ではないのだが真の男落とし力というのは
つまるところ顔だけの問題ではないだろう。
ショパンに至ってはただでさえ病弱そうなのに
激しいサンドと恋愛などして寿命が縮んだのでは?
と心配になるくらい。
さて、なぜにそんなにジョルジュ・サンド語るかと
いえば、こないだ訪れたピレネー地方の
コートレ Cauteretsという街がサンドゆかりの
地との情報をまたしてもたまたまテレビの
旅番組で見たからでした!
(テレビと行動がシンクロしまくる体質)







前回の記事でご紹介した、大自然ばっちり堪能できる↓
までは、コートレから車でわりとすぐアクセス可能なので
春夏のハイキングはもちろん、冬場はスキーリゾート
として楽しめて、あと、このあたりは昔から湯治の場
としても大変栄えているようです。
フランスでの湯治スパ体験はなんやかんやまだなので
いつかちゃんとやらねばならない!







元来ジョルジュ・サンドのような階層の人々が
保養バカンスに来ていたところなので街の作りは
なかなかにブルジョワ的趣で19世紀あたりの古い
建物が多く、なおかつ高い山山とミステリアスな
霧に包まれた独特の空気感があり、乙女チック
ゆる散歩にも最適。
私たちが訪れた時はまだそこまで人がいなかった
けれど、ここもハイシーズンはおそらくすごい
ことになりそうである。









ピレネーは私とダンナのお気に入り
バカンス地なので、次回来るときはコートレ滞在
でもいいかもよ?と、ダンナと話したけど問題は
空港からのアクセスがいつも滞在している
バニエールドビゴールの方が抜群にいいとの
ことでそこは時短重視夫婦、コトレ滞在の夢
あっさり消える。
お土産は、ピレネー名物トゥルトゥTourte。
この日はブルベリーがたっぷり練り込んでるものをゲット。
ピレネー滞在中は本当に毎日朝からこればっかり
つまんでるくらい大好きなご当地菓子(・´з`・)

