フランスの法律を完全把握しているわけでは
ないが、個人的に3度目のロックダウンの何が
きつかったかといえば、自宅は全く問題ないが
旅行先で外食ができない日々が続いたのがちょっと
大変だった。けどまあ連日口の中怪我しまくる
ペリゴール的古代風パンをかじったり
(石のように固く、独特のうまみがある)
パンがないならお菓子を食べればいいじゃない
BYマリーアントワネット風にケーキ食べたり、
(路上でかぶりついてダンナの靴の上にどちゃっと
クリーム落として軽蔑される)
スーパーは通常営業ですので途中からはパスタや米買って
ソースからめたり(最初からこれでよかったのだが
旅先でそこまで調理的な事をしたいタイプではない)
なんとか乗り切ってはいたが、
もーのーすーごーくーー久しぶりに5月19日から
レストランが営業再開した時は心から嬉しすぎた!
モンティニャックから車で向かったのは
セルジャックという村。このあたりに
お目当てのレストランがあるはず、、、
が、グーグルマップ見ながら探しても探しても
見つからない、、
無人ぽい村だが最後に通りで会ったマダムに
このレストランしりませんか?ときいたら
「それ村の反対側よ、
聞かれるの今日あなたたちで3組目笑」
グーグルマップたまに間違ってるらしい、、
速攻訂正申請しとくダンナ。
さて、言われた通り村の反対側についに
私たちの目指すお店が!
久々の外食でウキウキme&danna、
早速テラスに着座しキールで乾杯☆
だけど同時にすっごい勢いで雲行き怪しめ。
しかしながら法律的に現時点でレストランは
「テラス席のみの営業」と定められているのである。
一応パラソルはあるけど、、ポツポツ雨が
降り始めるとやっぱ濡れる。。
でもがんばって前菜のスープをいただく。
店のマダムのお母さんが作る伝統のスープ、
とてもおいしい!けども雨粒入るし段々気温下がって
くるしでスープもすぐ冷めちゃう!(´;ω;`)ウッ…
スープをいただいている途中で遂に激しい土砂降り
となり、寒がりすぎて持ってる服全部着込んでも
ガチブルに震えはじめる惨めな日本妻、、
サービスしているお店のマダムも
「あらまあ、あなたこんなに震えて!」
と哀れみマックス。
ついに見るに見かねて、私たちを含む3組の
お客を全員店内に入れてくださいました。
「まったくテラス席しか営業不可なんて
意味わかんないわよ!」と言いながら機転の
利くマダム、さすがだなーやさしいなー
とダンナと絶賛。してたらまたすぐ外晴れた笑
まあそれだけ5月末のペリゴールのお天気の
わがままっぷりはすごかったってこと。
しかしいずれにせよ陽射しや外大好きの外人と
違って私もダンナもテラスってあまり落ち着かず、
お食事は室内でしっとりいただくのが好きさ。
お次は前菜の絶品すぎるリエット。
この地方の名産品がこういう系だけに
だいぶかなり上質でおいしい。
ですが胃腸が日本仕込みの私とダンナは
ここまででもうぼちぼちお腹がいっぱいめに
なってくるのである。でもここはフランス、
こっからやっとメイン開始ですから!
ドーン!
まずダンナのは、、相当おいしいけど全部食べきれるか
不安でしかない大量のおイモ&サラダ&鹿肉の赤ワイン煮込み
鹿のお肉は普段あまりいただく機会が
ないのでチャレンジングだねと思ったけれど
かなりしっかり煮込んであるので率直に
食べやすくおいしい!だけど量もかなりあるので
あの永遠の育ちざかりダンナーですら最後は
グッタリとなっていた。
私はどこでも鴨のコンフィ食べたい女だけに
やっぱりコレ。シュワっとカリっと感が絶妙!!
ところどころに往年のフランス映画スターの写真
などがたくさん飾られている店内、マダムと他の
お客さんの会話をちらっと聞いたら皆実際来てたとかで、
このあたりの地方、映画撮影さかんだったのだろうか?
デザートは王道フォンダンショコラ。
全て「手作り」でアットホームな古き良き
フランスの家庭の味が楽しめる大変素敵なレストランでした。
なおかつ、あまりにも満足度と満腹度が高すぎてパリ帰ってから
全く外食したい気分にならないという奇跡さえ起こした(*´Д`)
ちなみにお会計はキャッシュのみだったの知らず無銭で
来てしまい、、お金おろそうにもATMは遥か遠くの町に
しかない、、どうしよう!?と困ってたらマダムが
「また次来るときにでも払ってくれればいいわよ♡」
って、次はたぶんなさそうなガチパリからの観光客に
そんな余裕のことを言える心の広さをお持ちの方である。
ダンナはその場でひらめいてネット口座から銀行振込
させて頂き事なきを得ましたが、現金持たない主義だけど
地方旅行中くらい現金おろして持っておこうよ、と度々
思った麗しのヌーヴェルアキテーヌトリップでした。
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