毎日田舎の魅力にときめきいっぱいの
ペリゴール滞在でしたが、前半はまだ
ロックダウンで外食もままならず、、、
というわけである晩、激しい飢餓状態で唯一
ありつけたディナーはひっさしぶりの
フランス・マクドナルド!
昔は関東ではマック、関西ではマクドという、
とよく聞いたものだ。最近どうだろ?
私はマック派。ちなみにフランス人はマクドという。
さらにちなみにダンナはチェーン系ファーストフードに
関してはほぼアンチで基本的に我が家では厳しめに
禁止されているためマックに行けるのは褒美か
異例緊急事態のどちらかである。
バーキンことバーガーキングが許されるのも大体
空港トランジットとか特別な機会じゃないと
行けないくらいで年1あればいい方。というわけで
この日のマックディナーはロックダウンならではの
異例中の異例イベントですぜ。
かといって私はマックのハンバーガーの肉は
生まれてから一度も食べれたことがないので
基本フィッシュ。
今限定のワサビ味があったのでそれオーダー、
味は日本人的に今更珍しくない単なるワサビクリーム。。
イモは私は普通のスタンダードポテトに
してみたが食べ比べたらダンナのフランス限定
デラックスポテトのがやっぱりおいしかった。
ただ、デラックスは量が少ない気がしてちょっとね。
コロナだから?なのか注文がタッチパネルに
なっているのが新しみ。実はカウンターだとテンパり
すぎて慌てて選ばなきゃだから時間かけて選びたい
場合こっちの方が便利、と言って15分くらい
うんうん迷う優柔不断感つよめ夫婦
さて!マックも食べれて大満足!(夜喉乾くけど)
それから数日、ロックダウン解除でしたので朝起きて
すんごいはりきり車飛ばして(ダンナが)やってきたーー
のは、仏南西部ドルドーニュ県(Dordogne)
のモンティニャック(Montignac)という町。
このあたりの女子高生はロバに荷物を持たせるのかな?
なんておしゃべりしながら着いた、やけに
想像を絶するこの場の雰囲気にそぐわぬ近代的建造物のここ。
その名も、ラスコー4(キャトル)Grotte de Lascaux
遂に、世界史の授業で誰もが絶対一度は習う、あの、
教科書にのってる、あの、ラスコーの古代壁画を
見に来たのである!
これはおよそ2万年前にクロマニョン人たちが
フランスにあるラスコー洞窟の内部に描いた壁画である。
2万年前、、ちょっと昔すぎるのに、絵心感覚は今と同じ!
洞窟壁画の最高傑作と称されますが、、見学しながら
「あたしの方が絵うまいかも」とダンナに耳打ちし続けては
黙殺される洞窟ウォーク。
実を言えば、フランスとクロマニョン人とか
古代って、あまりにも結びつかな過ぎて
ラスコー=フランス
というのは高校生の時とかはちゃんと覚えれて
なかったはず。こういうのはエジプトとか
シルクロードとかにちがいないでしょ~と
勝手に思いこんではマークシート試験堂々
ミスって減点されていくタイプ。
そんな私がラスコーがフランスだというのをちゃんと
認識したのは数年前フランス映画でたまたまラスコー発見
当時を描いた作品を見た時くらいじゃなかろうか。
その時、
「おお!いいね、実物見に行きたいなー」
と一瞬盛り上がった覚えがあるけどよくよく
地図見たらアクセスがだるそうでやめたのだったが、、
日ごろから座右の銘は
「百聞て絶対に一見に如かずでしかない」
だけに今回ペリゴールトリップを決めて
「ラスコー見ないと始まらないんで!!」
と、ダンナに宣言して遂に来れてよかった。
(事前予約、スケジュール設定はすべてダンナが)
実は私たちの訪れたラスコー4というのは
レプリカのある博物館。かつては大勢の観客を
リアルラスコー洞窟内に入れていたものの、まさかの、
観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化したために
1963年以降から本物の洞窟は閉鎖され、ラスコー見学は
本物の洞窟にほど近い場所にあるレプリカ博物館が
メインのようである。(ほかにも2、3があったらしい)
どっちにしても発掘現場はそう遠くなく、
たとえば日本の都市からいきなり古墳出てきてもメキシコ
のどこかからマヤの遺跡出ても冷静に「まあ、あるよね」
と思えるのに、なぜか毎日絶賛ヨーロピアンなかわいい村が
多いな~と散策していたドルドーニュの雰囲気からして
このへんから「ザ・古代」が出てくるというのは
やっぱりなんだか不思議な気分。フランスのイメージのせい?
レプリカの洞窟はしっかり実物が再現されていて、
闇の中をあらかじめ予約した定員でツアー開始。
(そこは写真禁止)
最後は写真OKの展示場へ。解説はこちらの
ジャン・ルイさん↓。彼の声や息遣いが直に
響いてくるヘッドフォンをつけるので
舌打ちとか囁きも全部聞こえる仕組み。
1940年、飼い犬を追っかけてて偶然ラスコー発見した
「グーニーズか?」はたまた
「フレンチ版スタンドバイミーなじゃいすか?」
なモンティニャックの少年たち。右がイケメン。↓
おそらくこのあたりの壁にルフルフ絵を描いていた
クロマニョン人から始まってガリア、ローマ人、
現代、21世紀のフランス男的人類に仏人らは
進化したのであろう。ざっくり。
それにしても結構長い解説付きの博物館ツアーは
久しぶりだったのでだいぶ集中力を消費しました。(*´Д`)
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