日本のある一定層の女子の中で
オーストリアといえば!速攻で思い浮かぶのは
シシィこと、エリザベート皇后ではないでしょうか。
ロイヤル美女としての誉れ高く長年栄えたハプスブルク
帝国の当主で皇帝のフランツ・ヨーゼフ1世の奥さんである。
王家の家柄育ちのわりには王位継承権などとは無縁な
ポジションで馬にばかり乗って比較的自由に育っていた
もののある日うっかり時の皇帝に見初められゴールイン、、
一応珍しく恋愛結婚としても有名なふたり。↓
なのだが、やっぱり自由育ちのシシィは社会的上昇志向
タイプの女では全くなく皇妃業向かずひたすらに堅苦しい
宮廷の暮らしやしきたりも合わず、夫婦の愛はあるものの、
ものすごい勢いで終生留守がち「旅暮らし」に明け暮れて
しまいほとんど自宅(宮殿)に帰らなかったという、、イメージ。
私もたまに旅の連続すぎて全然自宅に帰ってないな
という時は、ああ、シシィもきっとこんな気分だったかー
とか勝手に思うのだ。(たぶん違う?)
あと、彼女はものすごい凝り性だったり
エキセントリックな面も多々あったようで、
親戚に「狂王」と呼ばれたバイエルン王
ルートヴィヒ2世などがいるだけに家系的に
精神に少し問題あったりもしたかもしれない。
死への関心が異様に高く、美しい姿の肖像画が
やたらフィーチャーされ何かと美化されて
いるけど常識的にはかなりぶっとんだ人
だったかもしれない。最後は1898年9月、
旅先ジュネーヴ・レマン湖のほとりで
すれ違いざまイタリア人の無政府主義者に
ヤスリのような刃物で心臓を刺されて
殺害されたという物騒な亡くなり方だった。
シシィの息子で皇位継承者だったルドルフ皇太子は、
世にも有名な「マイヤーリンク事件」で1889年、
30才の時に愛人と謎の死を遂げる。(自殺&他殺説)
皇太子の悲恋系心中事件としてこれもラブストーリー
仕立てで後世美化されがちなのだが死の経緯や
内部調査は結構不明点が多い。ちなみに
では酷い変態暴力男風の描かれ方もしていて
なるほどそういうフォーカスの仕方あるのねと思った。
実際の本人の写真見るとメンタル的に脆弱そうな印象を
うける。大昔超ハマってた不思議哲学者ルドルフ・シュタイナー
の本読んでたら、彼のだいぶ昔の前世はあの暴君ローマ皇帝ネロで、
(「暴君」という単語はネロで覚えたものだよね)
その当時外に向けられていた暴力性が今生では内(自ら)に
向けられたことが死につながった的な事が書いてあって(うろ覚え)
ふむふむなるほどそんな要素もないこともないのかなと興味深い。
いずれにせよ人間に何らかの悲劇が起こるときそれは
その人自身の持つ背後や前世的なものにどうしても
関係してくるはずであるから。
そんな悲劇的ハプスブルク家、ロイヤルで、
お金もあろうし、華やかだけど彼らには彼ら固有の
抜け出せない悩みと苦しみがあっただろうなと
歴代皇帝が住んだ、シシィが必死ぶっこいて寄りつかなかった
ホーフブルク宮殿や周辺を散歩しながらさまざま思いをめぐらせた。
それにしてもウィーンの街並みは美しくて
ちょっとしたブティックですらかなり年期入っているが
しかしきちんとリノベされた建造物で、どこもかしこも
ハプスブルク時代と変わらないのではないか?という印象をうける。
壁面の天使が有名なエンゲル薬局
お、ポップなシシィ発見!
お土産屋さん見ればそこにはいつだってシシィ、、
フランス代表みたいなことになってる
マリー・アントワネットも実家はここ
オーストリア・ハプスブルク家。
シェーンブルン宮殿は時間なくて行けなかったが
上空から見たの図↓
同じショップで取り扱っていたグアテマラっぽい
バッグ、こういうの前から一回買おうと思ってて
まだ買ってないの思い出した図↓
この日は滞在中唯一寒くて雨日だったのだが、
勝手に薄着して出てきたダンナが寒い寒いと
言いながらブリブリ腹をたてていたのが印象深い。
オーストリアが、止まらない!フォーエヴァー
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