ウィーンの記事続きすぎているので
久しぶりのパリネタ発信!
6月にピレネー山脈周辺を訪れた時に
にて、19世紀フランスの男装の麗人女流作家
ジョルジュ・サンドのことをふんわり思い出しながら、
そういえば彼女が子供の頃育ちパリの家と行ったり
来たり過ごしたというフランス中央部シャトールー
近郊のノアン(NOHANT)なる町にある
行ってみたいかもだな、、
と思いついてリストはしてるけども結局パリからの
車ドライブ旅行がなんとなく億劫で行けていない。。
それならばということで、パリ9区にある
ジョルジュ・サンドゆかりの品々を堪能できる
Musée de la Vie romantiqueへGO!
こちらの美術館、日本語表記の名称
ロマン主義博物館とロマン派美術館の二つが
ありますがひとまずロマン主義博物館としておきます。
この日はあいにくの雨モードでしたが珍しく暇そうな
ダンナがいたのでとりあえず捕獲の図↓
このロマン主義博物館はモンマルトルの丘の
ふもとにあり、散歩ついでに来ようと思えば
いつでも来れる立地というのになかなか気合
入らずそう来ないのが美術館というものであるとしよう。
常設展は無料で見られるし、館に隣接する
サロン・ド・テもかわいいのでお天気よければ
ぼーーっとしたいところ。
と、そんなわけで久しぶりの
ジョルジュ・サンド詣で。
館に足を踏み入れると、、、
ゴゴゴゴゴゴ
いらっしゃるよねサンド様
ここは元々ルイ・フィリップ王のお抱え画家
アリ・シェフェール Ary Schefferの邸宅で、毎週
金曜の夜にサンドをはじめ、ドラクロワやリストや
ショパンなどの錚々たる当時ときめきのアーティスト
たちが集まったサロンだったそうで、彼女ゆかりの
品々が盛りだくさん。私がここで一番好きな行為は宝石、
アクセサリーのコレクションをずーーーっと眺めること。
ダンナは飽きて途中で外に出てしまっても
とにかくずっと眺めつづける。
大量生産の時代のものより、今っぽいのより、
古くて物がひとつひとつ丁寧に作られていた時代の
品々の出す味がなんとも好きである。
サンドの子供達
下の右上の肖像画はサンドの母(だったはず)。
男の格好しだしりたり、男ネーム名乗ったり、
19世紀の破天荒自由主義フェミニストな
恋多き女のイメージがやたら強いけれど先祖を
見るとガッツリ古典的貴族の家の人なんだなとわかる。
ノアンにある館の壁のタペストリーの一部
サンド関連の他にも、昔の美しい女性の肖像画などが
たくさん見られて目の保養&全体の空間のガーリー感が
すこぶる好みでパリの中でも大好きな美術館です。
ロマン主義博物館 (Musée de la Vie romantique): 16 Rue Chaptal, 75009 Paris
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